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ジャンボタニシはタニシじゃない!?タニシは卵を産みません!あのピンク色の卵や透明ゼリー状の卵は?


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 タイトルのとおり、タニシは卵を産みません。それではメダカの飼育、日本淡水魚の飼育、熱帯魚の飼育、金魚の飼育・・・ など観賞魚を飼育しているといろいろなところでみかけるあの貝の卵は何なのでしょうか?そしてその卵を産卵している貝はいったい・・・。ジャンボタニシって・・・?


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1.そもそもタニシは卵を産みません!

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 そもそもタニシは卵を産みません、と書きましたがうちのタニシは卵を産んでるよ!と いう方もたくさんいると思います。アクアリウムや日本メダカの飼育、日本淡水魚の飼育を している人でもたくさん勘違いしている人がいますが、卵を産んでいるのはタニシではありません。 したがって、水槽内、飼育下で貝の卵が見つかった場合は、その貝はタニシではありません。 または、タニシとは別の卵を産む巻貝が混入しています。上記のピンク色の卵がジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵で、 見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。中々に毒々しい色でインパクトは特大ですね。

2.水槽でよく見る貝とその正体

 メダカや熱帯魚、観賞魚を飼育している人が一番、勘違いしていると思われる貝がですが、これは 俗にスネールと呼ばれる、サカマキガイモノアラガイが主です。 これらの貝は、透明でぷるぷるしたゼリー状の卵を産み付け、もの凄い勢いで繁殖します。

 水草等に付着して混入することがほとんどで特に害はありませんが、 大きくても1センチにも満たないものがほとんどで、 コケ取りや残り餌の処理などもたいして期待できない上に一度混入すると絶滅・駆除はほぼ不可能と 思われるほどに繁殖するので、水槽内では観賞の妨げになる嫌われ者という存在です。

 ほかにはインドヒラマキガイやその改良品種のレッドラムズホーンやピンクラムズホーンなども 有名で、こちらはその綺麗な色彩から好まれて観賞用に水槽に導入される場合も多く、コケ取りや残り餌の処理という役目も果たしてくれる為、先に述べたモノアラガイサカマキガイほどは 嫌われてなく、綺麗な貝で水槽のアクセントにもなるのでそれなりの価格で販売されています。

 ただ、このインドヒラマキガイの仲間も環境が最適だと必要以上に繁殖する為、最初はいいのですが増えすぎた場合は人の手で駆除する必要があります。 卵は水槽のガラス面や水草に産み付けられ透明なゼリー状のお皿で蓋をされているような状態になっています。 こするとペリっと剥がれるので剥がすのは簡単ですが大量に産卵するので全部をみつけて剥がすのは至難の業です。

3.日本の河川、水路、田んぼで採取してもタニシではない?



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 タニシなんだから日本の河川、水路、田んぼ、どこにでもいるだろうと思うかもしれませんが、 日本のタニシは主に、マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシ(販売中)、ナガタニシの 4種類だけで、その他にもたくさん外見が似たような貝、俗称は◯◯タニシと呼ばれるような 種類もいます。

特に勘違いされそうなのは、タイトルのジャンボタニシでタニシという呼び名がついてる貝で実際、勘違いされている方が 多いと思われます。ジャンボタニシという巻貝は正しくはスクミリンゴガイという食性や繁殖方法も本来の本物のタニシとはまるで異なる種の外来種の巻貝です。 もちろん、繁殖方法もタニシのものではなく、タニシのように卵胎生ではないため、ピンク色の大きな卵を産み付け繁殖します。

田んぼや用水路で水面より上に毒々しいピンク色の卵が(実際に有毒です)産み付けられているのを発見したら、そこにはジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)が繁殖しているということです。 ジャンボタニシは体長もとても大きく、昔、食用として日本に持ち込まれたものが日本で大繁殖し、その食性や繁殖力から米などの農作物に大きな損害を与える外来種の貝として、農業をやっている方にも害虫のような扱いで悪い意味で有名です。

水の入れ変えや、水を流したりする必要のある田んぼでは、水の流れにのってジャンボタニシやその卵も流れていってしまうので、1つの田んぼでジャンボタニシが繁殖すると、他の田んぼにもあっという間に、 生息域を広げてしまいます。葉の硬いアヌビアスなどの水草でさえ、あっという間にバリバリと食べていくので農家の方はさぞ、頭を悩ませていることでしょう。私は、ヒメタニシが欲しくて、近所の田んぼへタニシを探しにいったことが ありますが、残念ながら全てジャンボタニシでした。

大きく成長していないジャンボタニシは本物のタニシと見分けがつきにくいですが、水鉢に入れた途端、タニシなら絶対に食べられないよう硬い陰性の水草を恐ろしいスピードで食べ始めたのですぐにわかりました。 タニシを採集に行く場合はピンクの卵を近くで見かけたら、おそらくその田んぼにいるのは、本物のタニシではなく、ジャンボタニシだと思った方がよいでしょう。

次にカワニナですが、コチラはホタルの餌として有名な貝で、稚貝を産む卵胎生の巻貝ですが 摂食の方法などやはりタニシとは違います。 (タニシの場合は濾過摂食という水中の栄養分を濾しとる接触方法もとれます)

最期に石巻貝ですがこちらは本来、汽水域に棲む貝で白くて堅い卵を産み付けますが、その卵は完全な淡水では 孵化することはありません。コケとり能力が高い為、アクアリウムではコケ処理要員として用いられる事が多いです。 ただ、完全な淡水では短命になりやすく、淡水では繁殖も出来ないため、コケが増えた時の消耗品のような使い方をされる事が多い ちょっと可哀想な貝です。



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4.見た目もそっくりなジャンボタニシとの違い

 ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)と日本在来のタニシはとても似ていますが ジャンボタニシには貝殻の巻き方向に沿って黒い筋があり、新しく成長してでてきた貝殻の 部分は、綺麗で明るい色彩をしています。日本のタニシにはそのような特徴はありません。

この特徴は見た目の特徴ですが摂食方法はかなり違い、 タニシは泥などのデトリタス (微生物の死骸など有機粒子) を食する食性と水を濾して餌を得る濾過摂食という 水質浄化が期待できる食性を持っている為とても重宝されるのに対し、先程も言いましたがジャンボタニシは主に水草や稲などの植物を猛烈な勢いでバリバリと食べる為、水草を楽しむ水槽などには絶対に入れたくない存在です。 (水草水槽じゃなくても、デカい、水草を食べる、有毒な卵を生む、たくさん糞をするなど特にいいことはないと思われます。強いて言えばメダカや熱帯魚、エビなどの死体処理には役に立つ?かもしれませんね。 デメリットのほうが遥かに大きい気もしますが) 当然、よっぽどの理由がないかぎり飼育するような理由もないでしょう。

余談ですが食用に持ち込まれているのにあまり美味しくもないようです・・・。 だから、捨てられて繁殖したのでしょう・・・



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5.巻貝の駆除方法を考える

 巻貝の駆除方法はいろいろあると思いますが、特に卵胎生ではない巻貝でなおかつ大量に卵を産み繁殖するモノアラガイサカマキガイなど は一度繁殖すると根絶は難しいです。おそらく、増えた後に対策を練ったり、気になって地道に駆除するくらいならいっそのことその水槽はリセットしてしまった方が 早いでしょう。スネールの駆除などについては他の記事でも書いてますのでもしよろしければ参考にしてください。

6.まとめ

 いかがでしたか?多分、タニシのことを勘違いしていた人も多かったんじゃないでしょうか?なお、タニシの有用性を 知っている方もそれなりに多いため、当店で販売しているヒメタニシは隠れたヒット商品になっています。 勘違いしているタニシみたいな貝じゃなくて、本当のタニシはとても有用なのでおすすめですよ(*^^*)



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