ポトスを水槽で水耕栽培!メダカのテラリウムと相性のいい観葉植物
ホームセンターなどでも簡単に手に入ることの多い観葉植物の大定番のポトス「和名:黄金葛(オウゴンカズラ)」・・・名前をしらなくても、 どこかで見かけたこともあるのではないでしょうか? このポトスなんですが実はメダカのアクアテラリウムとも 相性が良いんです。とても丈夫でお洒落なポトスの水栽培の仕方、ポトスの増やし方や育て方も解説していきます。育てたポトスはお部屋のインテリアとして 色々なところで活躍してくれるので是非、挑戦してみましょう。
ポトスを水槽で水耕栽培!のコンテンツ
- ポトスってどんな観葉植物?
- アクアテラリウムとポトスは実は相性がいい理由・水中で育つ?
- ポトスを水栽培で増やしてみる・育ててみる・ポトスの寿命
- ポトスをハイドロカルチャーで育てる
- ポトスの簡単な管理方法
- ポトスには毒性がある?
- ポトスには空気清浄の効果も
- まとめ
1.ポトスってどんな観葉植物?
楽天市場をご利用ならお得に買い物ができる!
ポトスは観葉植物の中でも非常にポピュラーな種で見た目もよく育成も簡単な為、とても人気があります。ツル性の多年草の観葉植物で自生している場所では木などに巻きつき、
大きく成長します。もともとの原産国はソロモン諸島・東南アジアなど熱帯の為、暑さには強く寒さにやや弱い面もあります。その為、元気に育てるためには温度を約15℃以上から低くても8℃ほど(5℃くらいといっている方もいます)が必要になります。
屋外だと厳しいところもあるかもしれませんが、室内ならこの環境はほとんどクリアできるのではないでしょうか。
また、ポトスは葉が彼にくい為、一枚の葉が数年間枯れないということもあります。屋内で育成することを考えると葉の寿命が長いというのはとても
大切なことですね。ちなみにポトスの花言葉は、「永遠の富」や「華やかな明るさ」という素晴らしいものです。
そういった意味からも銀行や会社でもよく飾られているようです。もちろん花も咲かせるのですが10年にたった1度だけ咲くか咲かないかというほどのレア度なので
目撃できればまさしく幸福が訪れるかもしれませんね(^^)
2.アクアテラリウムとポトス実は相性がいい理由・水中で育つ?
アクアテラリウムは、水中と陸地を同じ水槽内に作り、自然の一部を再現するアクアリウムのジャンルです。
このアクアテラリウムというスタイルは、観葉植物のポトスとは非常に相性が良く、ポトスは水槽の陸上部分で育てることが可能で、その特性はアクアテラリウムにもマッチしていると言えます。
ポトスは、一見するとアクアリウムとは異なるジャンルのように思えますが、
育成が容易で、挿し水でも育てることができます。そのため、水槽でポトスを育てているアクアリストも多くいます。
ポトスは水槽に挿しておけば育つだけというだけでなく、魚や生体が排出する水中の養分を吸収することで水質の浄化にも貢献しできます。
この水質の浄化という効果は観賞魚、特にメダカや熱帯魚の飼育にとって非常に有益な効果なんです。
もちろん、ポトスが水中で育つといっても、その意味は根が水中に使っていれば、水槽内の水分と養分を吸収して育つということで
、葉が水中で展開する水草とは全く異なります。ポトスは「水中葉」を持つ水草ではないということです。
この点を理解しておけば、アクアテラリウムでのポトスの使用がさらに楽しく、効果的になるでしょう。
3.ポトスを水栽培で増やしてみる・育ててみる・ポトスの寿命
先程も言いましたがポトスがアクアテラリウムと相性がいいという理由は水栽培・水耕栽培ができるということです。観葉植物ですが土に植えずに、水差しや、水槽に切ったポトスを
つけているだけで根がでてきて成長してくれるので簡単に増やす事ができます。それだけで育成から株分けまで出来てしまうということです。もっとも最適な時期は5~6月で冬は休眠期になります。
土に植える場合と比べ、ポトスの成長は遅いので若い株などを使用し水挿しで増やしたい時に行います。剪定した茎をガラス容器やコップなどに水をはって挿すと良いでしょう。
水換えは2~3日に1回でも大丈夫ですができれば毎日するほうが良いです。ただ、これは花瓶やガラス容器、コップなどで水栽培すると時の話しでメダカなど室内で観賞魚を飼育している場合は
濾過器が廻っている為、そこまでの水換えも必要ありません。むしろ、普段は植物活力材を与えるところを観賞魚やエビなどの生体が排出する糞などから栄養分を吸収してくれるわけで
ポトスにとっても飼育水にとっても良い環境ができます。
ポトスを水挿しで水栽培する場合の注意点ですが葉っぱ2、3枚をポトスの蔓にある節の突起部分を含めてカットします。
この突起部分のことを気根といい、この部分が新しい根になります。このようにポトスの育て方・増やし方はとても
簡単なんです。写真は我が家のメダカ飼育水槽ですが水槽に挿しているだけで一向に枯れることもなく根をだし、青々とした緑色を保ってくれています。
葉の大きさなどから考えても、もちろん、かなりの養分を吸収してくれているはずです。
ポトスを育てるのが初めての人もいると思いますのでポトスの寿命というものがあるのか?というのも説明しておきます。もちろんポトスも植物で生きていますので
寿命はあります。ただ、ポトスは生命力が驚異的で余裕で数か月以上葉を青々としたまま、保つことができます。そして、どんどん成長していきそのたびに新しい葉を
出しますので寿命などあってないようなものです。
しいてポトスの寿命といえば、ポトスが鉢植えや容器の中で成長しすぎて根詰まりがおこったのに放置していたりすると自然と枯れるという意味では
寿命を迎える場合はあります。ただ、成長や育成機関に合わせて適度に新しい容器に植え替えたり差し替えたり、しておけばほとんど寿命なんてないようなものともいえますね。
ようは管理者次第なのかもしれません。
4.ポトスをハイドロカルチャーで育てる
ポトスといえばハイドロカルチャーでも育成することができます。ハイドロカルチャーの場合は
土を使用せずにレカトン(ハイドロボール)というものやネオコールというもの使用して育成します。
ハイドロカルチャーで育てる場合は、土の鉢植えで育てたものより水耕栽培したものの方が簡単に
ハイドロカルチャーで育てられるようです。
水挿しによる水栽培の場合はほとんど道具は必要ありませんでしたがハイドロカルチャーで育てる場合は
そういうわけにはいきません。それでは必要な道具を説明しておきます。
まずは、飼育容器からです。丈夫で耐水性があるのなら通常の鉢などでも良いのですが成長の度合いや根張・水位などを
確認するのにガラスの容器などのほうが確認しやすいです。
土の代わりに使用するのは先程もでてきたレカトン(ハイドロボール)やネオコールなどです。
これらを使用することで粒の中の酸素が観葉植物を元気に育ててくれます。どちらもハイドロカルチャーには
最適なので是非使用してみてはいかがでしょう。ほかには根腐れ防止剤やイオン交換樹脂剤、ハイドロカルチャー専用の肥料なども
使用したほうが良いでしょう。メダカの飼育容器の浅瀬にハイドロカルチャーの鉢ごと
設置するという方法もありますがその場合は肥料など薬剤の流出に気をつけるようにしましょう。
5.ポトスの簡単な管理方法
水栽培もハイドロカルチャーも鉢植えに土を入れる訳ではないので害虫にはほとんど悩まされることはないでしょう。 水槽で育てる場合も通常通りの水槽の水換えをしておけば大丈夫でしょう水槽ではない通常の 水栽培の場合は根腐れなどを防ぐ為に頻繁に水を交換したほうがいいです。できれば毎日、少なくとも2~3日に一度程度は 水を交換するようにしましょう。ハイドロカルチャーの場合は専用の液肥を使い、 肥料焼けに注意しながら育成しましょう。明るい日陰に置いていても十分育ってくれるでしょう。 むしろ、ハイドロカルチャーについてはレカトンの保水性がとても高い為、 水が完全に乾いて水やりをすれば大丈夫です。
6.ポトスには毒性がある?
ポトスには毒性がある、という話しを耳にしますが、実際、アクアリウム、テラリウムで 使用して観賞魚に影響がでたという話は聞いたことがなく(使用している方はたくさんいますが)、 また写真のように私の水槽にもポトスを挿し水していますが、メダカや熱帯魚、エビにも何か影響がでているとは 思えません。私の経験からの意見でもアクアリウム・テラリウムでのポトスの使用では毒性については あまり考えなくてもいいと思います。我が家の水槽でもエビや、貝がよくポトス根にくっついていますが それによって生体が死んだこともありませんし、 他の方も書かれてますが、むしろ、余計な養分をぐんぐんすと吸って ポトスが成長し水質を安定させてくれています。同じサトイモ科のアヌビアスも大丈夫ですのでポトスが だめという事はまず考えられないでしょう。(水中で大量にトリミングした場合などはわかりません)
7.ポトスには空気清浄の効果も
観葉植物としてポトスを育てている方は知っている人が多いかもしれませんが空気中のホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、キシレン、トルエン、ベンゼンなど 有害物質を吸着・分解してくれる為、シックハウス症候群の予防にも効果があります。NASAにより空気清浄効果も認められています。電気代不要のとってもエコな空気清浄機としても 活躍してくれますね。
8.まとめ
今回はポトスについてでしたが、まだまだメダカのアクアテラリウムなどに使える、 観葉植物はたくさんあります。とくにハイドロカルチャーで育てることができる 植物は使用できる可能性が高いです。 アクアリウムの定番水草の水上葉などと一緒に 定番の観葉植物を飾ってメダカの飼育をよりお洒落に楽しくしてみませんか?(^^)