「水草その前に」を使って水草水槽を目指す完全ガイド

水草水槽は、美しい水景と癒し効果を兼ね備えた、アクアリウムの中でも人気のジャンルです。当然メダカ飼育をしたい人にもメダカを水草水槽で泳がせたいという人もいるでしょう。 ただ、水草を美しく育てるには、水質管理やCO2添加など、様々な知識が必要です。 ということで今回は、水草水槽初心者でも水草の育成に使用しやすい、水草コンディショナー「水草その前に」について紹介してみます。

「水草その前に」水草水槽を目指すための完全ガイドのコンテンツ
- 水草その前にとは何か?
- 水草その前に効果と主成分
- 水草その前にの使用方法
- 水草その前にを使えない水草
- 水草その前にを使えない水草は水槽に導入する前にどういう処理をする?
- 水草その前に でのスネールの除去方法
- 水草その前に 使用上の注意点
- まとめ
1.水草その前に とは何か?
「水草その前に」は、水草育成をする人には定番となっている水草のコンディショナーで、水草表面の残留農薬や貝の卵、腐敗菌などの付着物を落とす効果があります。 これは、エビ、メダカ、熱帯魚、観賞魚などを飼育している水槽にとって非常に重要な機能で、 無農薬の水草で、出荷前に付着生物の除去を行っていても、水草についている様々な付着物を100%取り切れている保証はありません。 そのため、水草を水槽に導入する前に、水草その前にで不純物を落とすということは、水草水槽をやる人、水草を育成したいアクアリストからすると 当たり前のような作業といっても良いでしょう。
2.水草その前に 効果と主成分
「水草その前に」の主成分は「焼成Ca」で、これが水と混合すると急激にアルカリ化します。この化学反応を利用して、水草の付着物を除去します。 要は「水草その前に」を水草購入時に最初に使用しておくことで、水草についている不純物を除去することができます。これにより、具体的にいうと水草についている農薬や貝の卵、腐敗菌などを落とすことができます。 また、水草などを、買ってきた際に「水草その前に」を使用することで、予期せぬ害虫やスネールのいない自然な水草水槽を作ることができます。 これは、エビ、メダカ、熱帯魚、観賞魚などを安心して観賞できる環境を作るために結構重要なことなんです。
3.水草その前に の使用方法
「水草その前に」の使用方法は非常に簡単です。まず、2Lの水に「水草その前に」を1袋全て入れ、その中に水草を10分間浸します。 10分経過したら、水草を水道水でよくすすぎ、「水草その前に」の溶解液を洗い流してから水槽に移動します。 これにより、エビ、メダカ、熱帯魚、観賞魚など安心して生活できる環境を作ることができます。下記の熱帯魚屋さんのYou Tubeでも使用してますね。
4.水草その前に を使えない水草
「水草その前に」を使用する際には、一部の水草(グレートモス、アナカリス、バリスネリア、マツモなど)は、葉が溶ける可能性があり、使用は推奨されていません。 ウィローモスなどのモス類では様子を見ながら使用し、長期間の浸け置きなどは避けるようにしましょう。 ただ、これらの水草以外にも「水草その前に」を使用した結果、水草が枯れる可能性がないわけではありません。貴重な水草などの場合は、一部分で試してみたり、慎重に使用してください。
5.水草その前にを使えない水草は水槽に導入する前にどういう処理をする?
「水草その前に」を使えない水草については、他の方法で不純物を除去する必要があります。 例えば、水道水でよくすすぐ、または専用の水草洗浄剤を使用することが考えられます。 ただし、これらの方法でも100%の効果を保証するものではありません。ということで水草を水槽に導入する際には、可能な限り注意深く観察し、異常が見られた場合にはすぐに対処することが重要です。
6.水草その前に スネールの除去方法
スネールが付着した水草を水草その前にを使用してアルカリ化された水の中に入れると、大人のスネールは剥がれ落ち、産み付けられたスネールの卵は孵化する前の卵の状態で除去することができます。 ただ、これも100%かと言われるとそうとも言えないかも知れませんが、やらないよりやっておいたほうが遥かに良いです。
7.使用上の注意点
ここまで、良いことばかりを書いてきましたが「水草その前に」は薬品ではあるので、使用にはそれなりの注意が必要で、特にエビなど水質に敏感な生体がいる水槽では、 薬品が残っているとで水質や薬品に弱いエビなどには影響が出る可能性があります。そのため、くれぐれも水草その前にを使用した水草はよく洗い、薬品をしっかりと洗い流すことが推奨されています。 また、一部の水草、特に葉が柔らかいものや、お気に入りの水草については、「水草その前に」に漬け込む時間を短めの3~5分にするなど水草にも負担をかけないほうが良いでしょう。
8.まとめ
「水草その前に」は、水草を水槽に導入する前に使用することで、水草についている不純物を除去し、水草水槽をより健康的な状態に保つことができるので、 新しい水草を購入したり、自然から採取してきた際には、「水草その前に」や又はそれに変わるものを使用することを強くお勧めします。 これは、エビ、メダカ、熱帯魚など観賞魚を安心して飼育・観賞できる環境を作るために重要なことなのです。 というわけでこの記事が、あなたの水草ライフに役立てれば幸いです(*^^*)