初心者には難しい?ダルマメダカ・半ダルマの飼育・繁殖・産卵の方法
ダルマメダカ・半ダルマメダカって知ってますよね(^^♪とってもかわいい姿ですけどなかなか繁殖するのが難しいということで知られてますよね。ということでこちらのコンテンツを書いてみました。ダルマメダカの購入はこちら。
初心者にはダルマメダカの飼育・繁殖・産卵に挑戦!コンテンツ
1.ダルマメダカの特徴は?
ユーモラスな姿と可愛いシルエット、お尻をフリフリする泳ぎで観賞魚としてとても人気のダルマメダカですが、ダルマメダカとはどんなメダカでしょうか?ダルマメダカはもともと通常の体型の種からの突然変異で生まれてきた種です。その特徴は普通種のメダカの体型に比べ、脊柱骨の数の数が少ない為、成長しても体の全長が短い姿にしかなりません。
もともと遺伝子的に脊柱骨の数の数が少ないメダカの種が確立している訳ではなく、発生の途中で背骨の癒着がおこり、背骨の数が少ないまま生まれてきた種だといえます。そのため、通常の種と違いもともと内臓にも負担があるのか、長生きさせるのは通常種より難しいといえます。
もちろんその可愛らしい姿と引きかえに泳ぎの能力は普通種のメダカに比べても大きく劣りますので水流は普通種メダカよりさらに苦手になります
。しかし、金魚のようなその姿は独特な可愛さがありますので人気があるのも納得の種ですね。
2.ダルマメダカの繁殖が難しい理由
ダルマめだかの繁殖が難しい理由は先に書いた独特の生い立ちにあります。 まず、その愛らしいシルエットですが、その愛らしいシルエットが故に、体の短いダルマメダカの雄は通常のオスがメスを抱え込むような繁殖行動がきわめて難しいのです。 もちろん卵に受精させるのが困難になり無精卵が多くなりますし、仮に誕生させることができたとしても背骨が短い体型は遺伝する確率が極めて低いです。 ならば、どうやってダルマメダカを繁殖させればよいのでしょうか?
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3.ダルマメダカ・半ダルマメダカの作り方?
少し話の内容は変わってきますが、普通の短いダルマメダカの繁殖が難しいのであれば、少しだけ体がダルマメダカより長い
、半ダルマメダカを交配に使うと短いダルマメダカが生まれやすいという説があります。
それがどのくらいの確率で有効なのかわかりませんが他のダルマメダカが発生しやすい確率として、水温を28℃~30℃ぐらいの高めの水温で繁殖をさせるとダルマ体型になりやすいようです。
こういった要素を知った上で、半ダルマメダカ同士を高めの水温で繁殖させるということがダルマメダカの繁殖・発生への近道といえますので、まずは、半ダルマメダカがたくさんいる環境のほうが、
本当に体の短いダルマメダカが作りやすいでしょう。
また、高めの水温で産まれやすいので、季節的には、真夏に産卵して育ったメダカは必然的にダルマメダカや体の短いメダカがたくさん産まれやすいです。
4.ダルマメダカならではの楽しみ
ダルマメダカのその姿は他のメダカの体型とは一線を画し、金魚のような可愛さがあります。その為、ダルマメダカばかり集めた、容器での群泳はなかなか見応えのある光景です。 まず、通常種に比べると縦が短く横幅が広く見えるため、 上見などの場合もミユキメダカなどの 背中の美しさが特徴の種もより豪華に見える場合もあります。丸くて短いその姿は上から見るとキラキラと輝く宝石のような美しさにも見えます。 通常、自然の河川にいるような体型の魚ではないのでもしこんなメダカが自分の家の庭の水鉢などで泳いでいたら素敵ですよね!(^^)!
5.飼育上の注意点
ダルマメダカの飼育・繁殖を考えている人にはある意味ここが一番重要な項目かもしれません。もちろん理由はその体型です。
その全長の短い可愛らしい姿は泳ぎが得意ではなく通常種と同じ容器に飼育すると餌にありつけない場合もあるようなので混泳はあまりお勧めではありません。
また、冬場に水温が下がってくると転覆病という症状を発症しやすく、ひっくり反って泳げなくなることが多いです。
転覆病に関してはヒーターを使ってメダカを長生きさせる方法にも記載してますので参考にして下さい。
ダルマメダカのその体の構造上の問題ですので真冬に水温が下がりすぎるような場所におくのはお勧めできません。全部のダルマメダカが
冬になると転覆するという訳ではありませんが、できれば、真冬、または秋が深い季節になるあたりに室内に引っ越ししておいたほうが無難です。
ただ、そんなハンディキャップをもつダルマメダカですが、貴重な命には変わりはなく、大切に飼育すれば普通に長生きさせることが可能なので何よりも手をかけて様子をみてあげることが大事だといえますね。ダルマメダカは奇形じゃないのかという話をよく聞きますが、メダカを知らない、とくに興味のない人からすればそうですとしか答えることができないかもしれませんが、メダカ好き、愛好家ならそれを可愛らしし個性ととらえて愛着をもって育てたいですね。