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メダカの共食いを防ぐ為に飼育者が気をつけたいこと!


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 とても温厚なメダカが共食いなんかするの?と思うかもしれませんが体の大きさ大きく違えば共食いすることもあります。 飼育者としてはとても悲しい事態ですね・・・。どういった場合にそんなことが起こりえるのか考えてみましょう。


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1.どういう状態でメダカ同士が共食いするのか?

 共食いといってしまうと何かこわいイメージですが これはおそらくいろいろな魚の間で起こることで メダカだけの問題ではありません。 ひょっとするとメダカ自体は本能的に餌を食べているだけで何を食べているかの意識すらないかもしれません。 共食いがおこると言っても明らかな体格差がないとそんな状態にはならず、 そんな状態になるのは 大きく分けて2つの場合が考えられます。1つは親メダカと生まれてきた稚魚とを隔離せずに 育てた場合です。親メダカからすると産まれてきた卵ですら自分の餌のように食べることがあります。

もし、孵化してもやはり針子は食べられてしまいます。稚魚を育てたいならまず、 隔離して育てるべきです。次に共食いが起こりやすいのはメダカの稚魚を飼育していて、 成長スピードに差がある稚魚を混泳させた場合です。一概に稚魚と言ってもメダカの姿になって親魚の餌を食べられるようなところまで 成長した稚魚と、針子からメダカの姿になってきたばかりの稚魚では大きさが全然違います。 そんなに大きさの違う稚魚を同一の水槽で飼育した場合はやはり共食いが起こってしまいます。



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2.メダカの共食いがおこらないための飼育環境

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 ではどうすれば共食いを防ぐことができるのでしょうか?結局共食いといっても、ザリガニ等のように 同じような成魚の姿で食べあうというのではなく、口に入るサイズの稚魚、または大きさのメダカを 食べるのであって共食いといっても少し意味が違います。こういったことから共食いを防ぐ為には、 メダカの口に入りそうなほどの小さなメダカ、メダカの稚魚を、例え実の親メダカであれ大きなサイズのメダカと混泳させないことです。

 熱帯魚のグッピーなども(卵胎生ですが)外国産のメダカですので産まれた側から我が子を食べたりしますが、 わりとグッピーの稚魚は大きめな状態で産まれてくるのと水草の陰に隠れたりするので 自然と生き残ることもよくあります。日本メダカの場合はというと小さな稚魚が逃げも 隠れもせず親魚と一緒に平然と泳いでしまいます。それでは食べられるのが当たり前ですね。 大量の水草が生い茂る広い空間なら生き延びて成魚になるかもしれませんが それ以外ではなかなか難しいでしょう。



3.メダカが消える、メダカの死骸が消える原因は?

 まれに、水槽のメダカ(成魚)が消えていっているので成魚同士で共食いしてるのでは?という質問もありますが それはまずありえませんので消えたメダカはどこかに死骸があるはずです。(濾過器や水草の裏や 水槽外に飛び出して干からびてる場合も・・・)

また、メダカの死骸がきれいさっぱり消えて無くなる時があるのは、他のメダカやエビ、貝が死んだメダカの体を突いたり食べたりし、 残った死骸の骨や欠片なども水中に発生しているバクテリアが分解してしまうからです。

これは、メダカだけに限らず、餌の残りでもエビの抜け殻でも、他の生体でもアクアリウムの環境がちゃんとできていれば、バクテリアが有機物を分解しようとしてくれます。 ただし、目につくような生体の死骸などは飼育者ができる限り自分で処理しないと、自然分解では有害な物質も発生させ、水質を急激に悪化させる可能性がありますので注意して下さい。

4.まとめ

 共食いを完全に防ぐにはやはり、大きさの違うメダカ同士、親メダカと稚魚の混泳はやめることですね。 大量の卵を産みどんどん繁殖できるメダカなので稚魚を大きさで分けるというのも大変ですが たくさんのメダカを増やしたいという方は例えば▼のような品種別だけでなく サイズ別に分けられるような飼育容器を使ったり、大きさ別にわけた飼育をおすすめします。

共食いというちょっと恐ろしい言い方をしてしまいましたが、もちろん成魚同士では そんなこともなく仲良く飼育できますのでメダカのことを嫌いにならないでくださいね(笑)


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