メダカの飼育容器(入れ物)いろいろ!屋外でメダカを飼育するのにおすすめは?

メダカの飼育容器は、どんなものが良いのか?メダカの飼育初心者なら当然迷うところでしょう。アクアリウムといえど、屋外で気軽に飼育できる魚はそう多くはありませんので当然ですね。 ということで今回はメダカの飼育容器の選び方(特に屋外での飼育容器)について考えてみましょう。

メダカの飼育容器いろいろ!のコンテンツ
1.メダカの屋外飼育、容器の選び方と注意点、水深が浅いほうが良い?
日本のメダカを屋外で飼育する場合、小さくて丈夫な日本メダカならではのいろいろな飼育容器を選ぶことができます。メダカの屋外飼育には一般的に水深が浅く水面が広いものが選ばれますが、
ちゃんと飼育環境や飼育方法を考えれば、よりたくさんの飼育容器が候補にあがってくるはずです。
水深が浅いほうが良いという話が一般的にでまわっているような最大の要因は酸素の供給にと観賞のしやすさにあります。日本メダカの改良品種はもともと日本に在来していた野生のメダカがルーツな為、日本の四季の温度変化に対応することができます。
極端に言うとカルキ抜きした水で飼育するだけで大丈夫というくらい
日本の環境になじんでいるため、飼育しやすい魚です。
そんなメダカでも酸欠には勝てません・・・・。
エアレーションをしていれば大丈夫ですが、
していない場合は飼育容器の空気にふれる面積が重要になります。
それでもエアレーションをしていない水鉢や飼育容器で飼育しているような環境でもメダカが元気に育っているのを見かけると思います。
そういう環境の場合は空気と触れている面から酸素が自然にとりこまれ供給される為、その酸素を使ってメダカは生存しています。ボトルアクアリウムなどは空気と触れる面積が小さく酸素の供給量が少ないため、メダカの大量飼育には不向きで、不可能ではないかもしれませんが酸素の問題水質悪化の問題なども深刻になる為、そのような環境での長期飼育はかなり困難な作業になります。
浅いほうがいいと思われている理由も深いと水面近くにはたっぷり酸素が供給されていたとしても深い部分では酸欠になる可能正があるというのも関係していると思われます。(特に溶解酸素量が減少しやすい水温の上昇する夏は要注意)メダカはまぶたがないため、睡眠していないように思われている方もいるかもしれませんが、夜は水槽の底でじっとしている時間が長いです。その時に酸欠になる可能性があるということでしょう。
さらに、飼育容器が浅いことでヤゴなどの天敵も発見しやすくなり、上見でのメダカ観賞も楽しみやすくなります。
2.おすすめのメダカ飼育容器は?
それでは、おすすめのメダカ飼育容器について、それぞれの飼育容器のメリット、デメリットをあげながら紹介してみましょう。
4.メダカの飼育容器 発泡スチロール
次に発泡スチロールですが、発泡スチロールをメダカの飼育容器に使用すると、断熱性と保温性が期待でき夏でも冬でも使用するメリットがあります。また、低価格で入手しやすいのも魅力です。
ただし、低価格がゆえ、デメリットもたくさんあります。
例えば、耐久性です。数年も使用すれば、日光や経年劣化によってどんどんボロボロになってきますし、足で蹴ってしまえば、簡単に割れたり穴があいたりします。
また、通常発泡スチロールといえば、色が白なのもデメリットです。アクア用ならば黒い発泡スチロールもありますが、通常は白です。下のような専用品などは価格も若干上がります。
白い発泡スチロールはメダカの体色を濃い色で観賞したい場合は、メダカの体色が抜けやすいのでデメリットになります。それでも、白い色の飼育容器で観賞したい場合などは
入手しやすい環境なら非常に便利な飼育容器といえます。
5.メダカの飼育容器 プラ舟・トロ舟
プラ舟やトロ舟と呼ばれるものは、通常、左官屋さんがコンクリートを練ったりするのによく使用されるものですが、低価格で手に入れることができ、
水深が浅く、水面の面積が広いということからもメダカや金魚の飼育にも都合の良い飼育容器となります。
プランターよりは、場所をとるかもしれませんが、メダカや金魚を本格的に大量に飼育したい場合にはおすすめです。発泡スチロールのような保温性や断熱性は期待できませんが、
現在では様々なサイズや色から選択できますので金魚屋メダカのブリーダー・愛好家も使用してることが多いです。
デメリットは特に感じられませんが、耐久性に難がある場合もあります。ただし、それは、プランターなどと似たようなものなので特別にデメリットというわけではありません。
メダカや金魚を大量に飼育したいのならばおすすめです。
6.メダカの飼育容器 水鉢・睡蓮鉢
最後に、当たり前かもしれませんが水鉢や、睡蓮鉢です。陶器のものなど専用のものを選べば耐久性も抜群で、何より観賞するという意味では見栄えが抜群です。
庭や玄関のエクステリアとして抽水性生植物や水草を植えたビオトープを作ったりとメダカを一番美しく観賞したいのであれば、水鉢や睡蓮鉢一択かもしれません。
デメリットといえば、価格が張ること、重量が重いこと、硬いものをぶつけると割れてしまうことなどでしょうか。また、そういった点を解消するには、多少高級感はなくなりますが、
プラスチックの水鉢・睡蓮鉢を選ぶというのも良いでしょう。
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7.まとめ
結局どの飼育容器を選んでもメリットとデメリットはあるわけですが、メダカの大量飼育・繁殖が目的か、たくさんの種類のメダカをコレクションすることが目的か、数の少ないメダカを植物とともに 美しく観賞するのが目的なのかというので選んでみればよいと思います。ちなみにメダカ屋だとどの用途も必要なのでどれも使用しています(^^)みなさんのメダカ飼育容器選びのお役に立てれば幸いです。