メダカ水槽の選び方!おすすめ水槽と最適な水量について
メダカの室内飼育でもっとも重要な水槽の選び方ですが 設置場所やメダカを飼育する数でその 大きさや形状、水量などが決まってきます。一番重要な飼育道具でもあり、最初に間違えると簡単には 買い換えたり設置しなおしたり出来ない場合もあるので慎重に判断して最適な水槽を見つけましょう。 ※上部の画像は世界水草レイアウトコンテスト 引用元:aquascapingworld.com
メダカ水槽の選び方!おすすめ水槽と最適な水量のコンテンツ
- メダカ水槽の選び方とポイント
- メダカ水槽のメダカの数と水量の関係
- 規格の水槽からメダカに最適な水槽サイズを考えてみる
- 各サイズの水槽のメリットとデメリット
- メダカの飼育におすすめな水槽サイズ
- 忘れてはいけない設置場所と水槽重量
- おすすめのメダカ水槽の紹介
- まとめ
1.メダカ水槽の選び方とポイント
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日本メダカはとても丈夫な魚で特に水槽で飼育しないといけないという訳ではなく、発泡スチロールで
飼育しようとバケツで飼育しようと、ガラス容器で飼育しようと正しいメンテナンスさえしていればいろんな容器で飼育できます。長期間の飼育はオススメできませんが、
ペットボトルで飼育することだってできます。
とはいえ、やはり水槽で飼育すればいろいろな道具が利用できるのでやはり長期飼育を考えると水槽での飼育に行き着くことが
多いでしょう。それでは水槽で飼育する場合、一番気にしないといけないポイントになってくるところはどこでしょう?
答えは飼育するメダカの数です。どのくらいのメダカを飼育したいかということで、自然と最低限必要な水量も
決まってきますので選べる水槽の大きさも決まってきます。それではどのくらいの水量、水槽の大きさでどのくらいのメダカが飼育できるのかを考えてみましょう。
メダカを上からも横からも楽しみたいのなら上の写真のような水深の浅い水槽がオススメです。高さがない為、容易に上からのメダカ観賞を楽しむことができます。
2.メダカ水槽のメダカの数と水量の関係
メダカの飼育でよく言われているのが通常メダカ一匹を健康に飼育するためには水量が1リットルは必要とされています。
この考え方は、水質の悪化をできるだけ防ぎ、水質をより安定させるためのもので、成魚のメダカ一匹あたりということなので、
針子や小さな幼魚なら当然、同じ水量でもたくさんのメダカが飼育できます。
メダカの成魚の飼育であればこの1リットルに一匹の基準を元に、水槽の大きさと水量を計算することができ、
例えば、10リットルの水槽を使用する場合、理想的には10匹のメダカを飼育することができると考えられます。
もちろん、メダカの稚魚が成長するにつれて、適切な水量を確保するためには、やはり飼育数を調整したり水槽の大きさを変化させる必要があります。
ただ厳密にはこの水量に関してのメダカの飼育数を守らなくても、強力な濾過フィルターをつけたり、バクテリアの住み着いた水槽で適度な水換えで飼育するなど、
丁寧な飼育を心がければ、たくさんのメダカを飼育することも難しくはないんです(*^^*)
3.規格の水槽からメダカに最適な水槽サイズを考えてみる
現在、各アクア用品メーカーからいろんな規格の水槽が販売されています。
今回はその中でも標準的な規格の30cmから120cmサイズの水槽から考えてみます。
30cm規格水槽 幅30cm×奥行18cm×高さ30cm 水量は約12.9L
45cm規格水槽 幅45cm×奥行24cm×高さ30cm 水量は約31L
60cm規格水槽 幅60cm×奥行30cm×高さ36cm 水量は約65L
90cm規格水槽 幅90cm×奥行45cm×高さ45cm 水量は約182L
120cm規格水槽 幅120cm×奥行45cm×高さ45cm 水量は約243L
※この数値はガラス厚や水槽内の底床やアクセサリーを考慮せずに水槽いっぱいに水をいれた場合の数値です。
もちろん大きくなればなるほど誤差がでてきますのであくまで参考値にしてください
これがワイド水槽などを除く一般的な水槽の規格です。この水量から大体の
メダカの飼育できる数が分かりますね。30cm規格だと10匹程度、45cmなら30匹程度という感じです。これは水量を
水槽いっぱいまで入れた数値での計算ですので実際は、さらに余裕をもって数匹は飼育数を減らした方がいいでしょう。もちろん、水量に対してメダカの数が少ない方が、
糞など排泄物による水の汚染スピードが緩やかになったり、水槽内の酸素量に余裕がもてたりというメリットがあります。
4.各サイズの水槽のメリットとデメリット
単純に小さい水槽をメダカ水槽にするメリットは水槽のサイズが小さく水量もすくない為、メンテナンスが簡単、水槽の設置場所が選びやすい、水量が少ないということから重量も軽い、
底床や水草も少なくてすむ、
濾過器やヒーターなどの容量も少なくて済むので
ローコストで始められるというメリットがあります。
逆にデメリットとしては飼育できる生体の数(何匹飼えるか)が少ない、水量が少ないため、水温や水質の変化も激しく環境が悪化しやすい。
結果、掃除やメンテナスの回数は増えることになります。例えば30cm規格の水槽に本当に計算どおりのメダカの数の10匹程度を入れると
ちょっと寂しい上にメンテナンスの数も多くなってしまいます。他のエビや貝などの生体も一緒に飼育したいとしたらかなり窮屈で
少量しか飼育できないですね。
逆に大きな90cmや120cmを選ぶとすれば、メリットは水量が多いため百匹以上のメダカが余裕をもって
飼育でき、飼育容器自体が大きく水量がおおいため水質や水温も安定しやすく水換えなどメンテナンスの回数も減らすことができます。
広さもありますので美しい水草水槽にすることもできるでしょう。素晴らしいメリットがたくさんありますね。
それでは大きい水槽で飼育するデメリットはというと、とにかく大きいだけにアクセサリや底床、水道代、電気代など、特に初期費用にコストがかかります。
もちろん水量が多いため、重量も重くなり設置場所も限られてきますのでそれなりの心構えが必要です。場合によっては床を補強する必要もでてくるでしょう。
5.メダカの飼育におすすめな水槽サイズ
ではメダカの飼育でおすすめの水槽サイズは?と聞かれると45cmまたは60cm規格の水槽ではないでしょうか。
余裕をもって多少、出費がかさんでもたくさんのメダカを飼育したいのなら60cm水槽などがいいでしょう。
また、水換えやメンテナンスの手間がかかってもコストを抑えたい場所をとりたくないという場合なら45cm水槽がおすすめです。
どこに重点をおくかという違いですね。私、個人的には60cm水槽の方が、その広さから水草なども余裕をもって配置できる為、よりアクアリウムを楽しめるんではないかと思います。
ページトップの画像のような素敵な水景やADAさんの上の動画のようなレイアウトを作りたければやはり60cm~90cmくらいは必要でしょう。もし、この記事を読んでいる時点で、まだ、水槽を買っていない、
さらに、水草などにも興味があるという方は、最初から大きめの水槽にしておいたほうが、あとで小さい水槽から大きい水槽に乗り換えるよりも楽です。
とはいえ、メダカだけを楽しみたい少数で楽しみたいという方は、各メーカーが発売しているメダカの観賞・飼育に特化したコンパクトな水槽もよいでしょう。
そういった水槽の中でおすすめのものをこの記事の下部で紹介していますのでそちらも水槽選びの参考にしてみてください。
6.忘れてはいけない設置場所と水槽の重量
先ほども水槽の重量については少しふれましたが、30cm水槽や45cm水槽なら設置した後に移動することも可能です(45㎝水槽ぐらいになると水槽も重いですが)が、
60cm以上の場合になってくると急に状況は変わってきます。
45cm水槽なら重量は約30kgですが、60cm水槽となると60kgをこえます。90cm以上となると少なくとも百数十キロ~二百キロ以上にも達するので
簡単に移動することもできず置き場所もじっくり考えないといけませんし、場合によっては床の補強の必要もでてくるでしょう。
壮大な景観の水草水槽にしたいなどという理由でもない限りメダカは小さな魚なので60cm以内で考えておけばいいでしょう。
なお、水槽の材質がガラスかアクリルかということでも重量や特性に違いがでてきます。ぜひこちらの記事を参考にしてください。
参照:アクアリウム初心者は必見!ガラス水槽とアクリル水槽の選び方
7.おすすめのメダカ水槽の紹介
メダカの水槽だからやっぱり、コンパクトで上見も意識したものからいくつか紹介してみたいと思います。それではいってみましょう。※まだまだ今後も追加していく予定です。
ジェックス グラステリア 上見
その名の通りメダカ専用に考えられた水槽といってもいい水槽です。特徴は、両サイドと背面の黒いスモークガラスです。メダカは、保護色の機能により、
明るい容器にいれた場合、色抜けしてしまう場合があります。特に三色や二色の錦メダカや、楊貴妃メダカなどはその傾向がわかりやすく、せっかくの濃い朱赤が
薄いオレンジや茶色のように見えてしまったり、体の黒色がとんでしまったりする場合があります。
そういった場合は水鉢や黒い色の容器で飼育すればいいのですが
それでは、横見が観賞しづらいです。そんな問題を解決したのがこのジェックス グラステリア 上見で、水槽の一面だけを透明ガラスにすることにより、なるべく
保護色の機能を損なわず濃い色の、改良品種本来の色に近い状態でメダカを飼育、観賞することができます。
もちろん、三面を黒いスモークガラスで覆われているので高級感も抜群です。しかも、価格も抑えめでコンパクトなので室内で品種ごとに並べるのもいいでしょう。私も使ってますが少数飼育ならもってこいのサイズ感です。
上見という名前のとおりメインは上からの観賞用で高さが低く作られてますが、横からも綺麗な姿で観賞したい方、
数匹の錦メダカや楊貴妃メダカ、みゆきメダカなどをゆったりと、飼育したい方におすすめです。
ジェックス グラステリア 横見
先ほどの上見に対してこちらは横からを重視したジェックス グラステリア 横見という水槽です。メダカの中でもラメメダカやヒレ長メダカ、立派なヒレをもつ 光体型のメダカなどは特に横から観賞してみたい種でもあると思います。でも四方向がクリアガラスだとどうしても高級感に欠けます。そこでおすすめなのが この水槽です。背面のスモークガラス(バックスクリーンも別に付属)がメダカの体色を引き立ててくれます。高級感もほしいけど上見より、横見を重視し、有茎の水草などを植えたい という方などにおすすめできるメダカ専用の水槽です。
ジェックス AQUA-U(アクア ユー)
こちらは期待のジェックスさんのAQUA-Uという商品ですが、何がいいのかというと水槽の中に収まるアクセサリーを隣の白いボックスに全部収めて水槽内がすっきりしているということです。植物育成にも適したLEDもセットになっていて
デザイン性も効率も文句なしです。テラリウムだってできてしまいますし、底面から水を吸い込み排出するという循環システムなのでメダカ飼育なら、エアレーションも不要で超オススメです。
お値段こそ、高いですがこのシステムとデザイン性は素晴らしいです。詳しくはリンク先からご覧ください。
寿工芸 ガラスの水景
次のおすすめ水槽は寿工芸 ガラスの水景です。この水槽は背丈が低く底面が広いことでメダカを上見で楽しみたい場合や、陸地を作ってアクアテラリウムを
楽しみたい場合にとくにおすすめです。水深が浅めなので流木の上部を水上に出したり、石とソイルを積み上げて陸地をつくったりすのもいいでしょう。
メダカの生息する田んぼや小川の風景を再現してみるのいいですね。この水槽は、メダカをどちらかというと上見で楽しみたい、テラリウムを作りたいと
いった方におすすめできます。水中だけではなく水上も凝ったレイアウトを作りたいですね。
コトブキ工芸 kotobuki レグラスポニックス 600 水槽セット
こちらもコトブキさんの水槽ですが、ショップで見かけたことがある人も多いのでないでしょうか。どちらかというとメダカより、水上の方がメインになるかも しれまませんが、水上で植物を育てつつ、水中でメダカを飼育するとこうことがオシャレに簡単にできる水槽です。こちらで紹介している水槽は少し大きめですが サイズラインナップも数種類ありますので気になる方はアマゾンや楽天で検索してみるといいでしょう。水上をメインにオシャレな水槽を楽しみたい方におすすめですね。
水作 メダカのプランツアクア
この水槽は水上植物も一緒に楽しむことを前提に考えられた水槽です。水量が少ないので少数のメダカと水上植物をおしゃれに楽しみたい方におすすめです。 このすいそうならたとえヒメダカや野生のメダカだとしてもおしゃれに楽しむことができそうですね。水槽をお部屋のインテリアの一部のようにしたい方に おすすめできる水槽といえます。
8.まとめ
いかがでしたか?たかが水槽の選び方かもしれませんがメダカの室内飼育の大事なポイントでもあるので 後悔しない水槽選びをしてくださいね\(^o^)/メダカの飼育初心者で横見だけで楽しみたい、という場合は上の写真のようなオールインワン水槽もいいかもしれませんね。