投げ込み式フィルターの傑作であり定番といっていい水作シリーズですが、その中でもド級の大きさを誇る水作ジャンボについて紹介してみます。シンプル構造ですがはっきりいってすごく使いやすくて優秀な投げ込み式フィルターなんですよ。
水作ジャンボはここがすごいぞ!水作ジャンボがおすすめな理由
水作ジャンボは他の投げ込み式フィルターと一線を隠すフィルターです。そのすごさを紹介してみましょう。
その1.水作ジャンボはとにかく大きい。水作ジャンボのサイズは?
水作ジャンボの底面の直径のサイズは約205mmで本体の高さは約140mm。尖った排出ノズルの先までの高さにすると205mmです。
多分、似たような形状の投げ込み式フィルターでは類をみない大きさです。
大は小を兼ねるといいますが、投げ込み式フィルターのろ過能力ももちろん同じで、当然大きいほうが、濾材がたくさん入り多くの水を
回せるのでろ過能力が高くなります。
なのでまずこの大きさだけでも、他の投げ込み式フィルターとは一線を画する武器になるといってもいいでしょう。
その2.ろ材が圧倒的に大きい(ウールマットが長い!?)
水作ジャンボはとてもシンプルな作りですが、ろ材が蛇腹状になっているのでとにかく長くて大きいです。
そのため、ゴミを濾し取るのはもちろん、濾過バクテリアの住む面積も大きくなります。ろ過能力が高いのも納得ですね。
その3.スリットが大きいから、ゴミをどんどん吸い込む
水作ジャンボは、通常の投げ込みフィルターと同様、濾過の仕組み自体は一般的なものです。エアポンプからのエアリフトで水流を発生させて、
上面や底面にあるスリットからゴミや汚れた水を吸い込み濾過してエアーとともに排出するというものです。
水作ジャンボはその上面と底面にあるスリットが大きくてたくさんあるため、大きめなゴミもどんどん吸い込みます。
小さな投げ込み式フィルターや他の底面濾過、上部濾過、外部濾過では吸い取れないようなサイズのゴミもどんどん吸い取ってくれるんです。
濾過バクテリアによる生物濾過ももちろん、効果がありますが個人的にはこの物理濾過の能力だけでも、他のフィルターと併用して水作ジャンボを導入する意味があると思います(^^)
その4.エアリフト式だから直接電源が必要ない
もちろんエアポンプには電源が必要ですが、水作ジャンボはエアリフト式の投げ込みフィルターなので直接電源をささなくても、エアポンプからエアチューブを引っ張れば使用するこができます。
アクアリウムをやっているとコンセント周りが配線だらけになるので、電源がなくてもいいというのはありがたいですね。
その5.水作ジャンボは改造やろ材を交換・追加もできる!
水作ジャンボはとにかく大きいです。そのため空きスペースにリングろ材を入れたりすることでさらなるろ生物過能力アップも期待できます。
ちなみに僕は、空きスペースにリングろ材をたくさん詰め込んでいます。もちろんメーカーが推奨している使い方ではないですが、シンプルな作りなので
ろ材の追加や交換などいろいろとカスタマイズが可能なんです。
上の動画のように黒スポンジもかっこいいですよね(^^)
その6.水作ジャンボには延長ノズルが最初から付属している!
これが結構ありがたいんですけど、水作ジャンボには吐出口の延長パイプがついています。これによってさらに吸い込む力を強くできたり、水流をある程度コントロールできます。
水作ジャンボを買うなら一緒に購入を考えたいアイテム!
僕自身は屋外のコンテナで飼育している金魚と鯉のケースに水作ジャンボを使用しているんですけど、自分使ってみて、一緒に購入したほうがいいおすすめアイテムも紹介してみます。
水作ジャンボにおすすめなエアポンプとブロワー
まず、水作ジャンボのろ材の大きさやろ過能力の高さを活かすために、できるだけ強力なエアポンプかエアフィルターを用意したいところです。
せっかく水作ジャンボが大きくてもある程度、水の回転がゆっくりしてたら、結局濾過される水の量も少なくなってしまいますからね(T_T)そういうわけで僕の使用したことのあるおすすめはこちら。
水作ジャンボにおすすめなブロワー 安永 APシリーズ
ある程度ベテランアクアリストにはもはや説明するまでもないかも知れませんが、ブロワーの中でもハイスペックで、ブロワーとしてはかなり音も静か、更にリーズナブルということでアクアリストに大人気なのが、上の安永のAPシリーズです。
ブロワーで困ったらとりあえず、これを選んでおけばいいんじゃない?!というぐらい優秀で人気のあるブロワーです。こちらのブロワーは楽天やアマゾンで探すと激安価格で見つかるのでおすすめです。(せっかくのブロワーなので分岐パーツも一緒に買っておいたほうがいいと思います)
アクアリウム用のエアポンプはたくさんありますが、非力なエアポンプを何個も買うより、安永のブロワー一つ購入するほうが、多分幸せになれます・・・(^^)
水作ジャンボにおすすめなエアポンプ GEX サイレントフォース
とにかく静かで吐出量もあり、価格もお手頃と文句なしにおすすめのエアーポンプです。室内での使用で、エアーが何箇所も必要ないなら、こちらもいいと思います。(僕はエアポンプの数が増えてきたので安永のブロワー一つにまとめましたが)ネットだとかなりお安く買えます(^^)
水作ジャンボにおすすめ リングろ材
水作ジャンボはサイズが大きいので実は結構スペースが空いてます。ブロワーなどを使って強力にエアレーションするときは、おもりという意味も込めて多少ろ材を詰めても全然平気なので、僕はリングろ材を詰めています。
あと水作ジャンボはもともと水中に沈めるために、底に詰める重りが別売りで必要です。もちろん、大磯砂などでもいいんですが、どうせならリングろ材などで濾過効率を上げたいですもんね(^^)
水作ジャンボのいまいちな点・・・・
水作ジャンボの素敵なところを紹介してきましたが、イマイチな点もまったくないわけではありませんので一応紹介しておきます。
水作ジャンボはとにかく大きくて場所をとり目立つ!
水作ジャンボはとにかく大きくて、ろ過能力が高いのが売りです。ですが、大きなケースに白い濾材が入っている作りなので、水槽に入れた時、ものすごく目立ち水作ジャンボの存在感がすごいです。
場所もとるしお世辞にもかっこいい感じではありません。
気になる方は上の動画のように濾材を変えてブラック仕様というのもいいのではないでしょうか。
水作ジャンボは投げ込み式フィルターなのに高い!
投げ込み式フィルターはシンプルな作りゆえに、購入しやすい価格帯のものが多いです。ですが、水作ジャンボは他の投げ込み式フィルターとは比べ物にならない高価な価格です。 ですのでネットでの購入をおすすめいたします(*^^*)
水作ジャンボは鯉や金魚飼育で大活躍!メダカは成魚じゃないと・・
水作ジャンボは強力な濾過能力と引き換えに吐出口の向きなどをよく考えないと強烈な水流も発生させます。(吐出量次第ですが)ですので鯉や金魚には良くても、小さめメダカなどにはなかなか過酷な環境になる場合があります。
また、卵を取りたいときなども水作ジャンボにガンガン回収されてしまいますし、小さめのメダカなら(メダカに限りませんが)吸い込まれる可能性もあります。
繁殖を狙う場合は水作ジャンボが使いにくいこともあるかも知れません(T_T)
それでも水作ジャンボは素晴らしいのでおすすめです!
いろいろデメリットも書いてきましたが、それでも水作ジャンボを使用するメリットは多いです。箱に業務用とか書いてありますが、水作ジャンボいいですよ~(*^^*)ということで水作ジャンボ普及委員会でした(笑)