マツコの知らない世界でメダカの世界が放送されたんですが、紅帝メダカについてメダカ飼育初心者向けにちょっとだけ。誰が飼ってもあの赤さになるわけじゃないよという話です。
とっても赤い紅帝メダカ
先日マツコの知らないメダカの世界に登場して話題になった、とっても赤いメダカとして有名な紅帝メダカですが、素晴らしく赤が濃い美しいメダカでしたね。
あのメダカって素晴らしいんですけど、誰が飼ってもあんなに赤くなるわけじゃないんですよね。といいますか、何も考えないで飼っていると普通のオレンジ色の楊貴妃メダカと変わらないな・・・となることでしょう。
ここで初心者さんはなぜ、赤いメダカの色が濃くならないのか不思議に思うかも知れないので理由を説明しておきます。
なぜ紅帝メダカなのに色が薄くなるのか
紅帝メダカと言うメダカもルーツをたどれば楊貴妃メダカなどにいきつくんですが、すごく簡単な言い方をすると紅帝メダカは、赤が濃くなるように突き詰めた楊貴妃メダカみたいな感じですかね。
改良メダカ初心者が知識なしで紅帝メダカを飼育していると色を薄くしてしまうかも知れないといっている理由は、メダカの赤色は遺伝的な理由だけで発色しているわけではないということです。
多分アクアリウムのベテランさんで、魚の色揚げについて知っている人ならこれだけでわかってしまうと思いますが、餌や飼育環境が魚の色揚げにはすごく大事なんですね。
それでは赤いメダカを赤く見るために、最低限気をつけたいことをあげておきます。
赤いメダカを赤くみる飼育環境
まずは当たり前ですが、黒い容器や暗い色の容器で飼育、観賞すること。なんで当たり前なのかというとメダカは周囲の色に合わせて体色を変化させる機能をもつ魚です。
黒い場所では体の色は濃くなり、白い場所では体の色は薄くなります。詳しくは▶初心者も読むべし!よくわかるメダカの色揚げ方法とそのメカニズム!という記事を書いてますのでそちらをご覧ください。
実際マツコの知らない世界で紹介された時も、容器は背面も底面も黒色でしたよね。あれは、白い色の容器に入れておくと赤色が薄くなるからなんです。だから下のようなメダカ専用水槽は、底面や背面を黒色にしているんですね。
赤いメダカを赤く見る、飼育するための餌
赤いメダカを赤くするには餌も大事なんです。例えばうちのお店で飼育しているメダカたちは、大分めだか日和の餌を食べてます。これは甲殻類なんかもふんだんに使用された餌です。
さらに、ミジンコなどの活き餌やミジンコウキクサなどの植物性の栄養素も色揚げには有効です。もちろん生クロレラをつかったグリーンウォーターなどもいいですね。
市販品でもいい餌はいっぱいあるんですが、購入したお店のメダカに近づけたいなら同じ餌を使用したり購入したお店と飼育する環境を似せてあげるといいですね。
宣伝になりますが、どの餌をつかっていいかわからないという人は当店の餌もぜひご検討下さい。好評ですよ!
まだまだある赤いメダカを赤く見るための要素 いい血統・系統であること
コレも当たり前なんですが、いくら紅帝メダカといえ、各店舗で繁殖させて販売しているわけですから、与える餌や環境も大事だし種親や生まれた稚魚をちゃんと選別してないようなところはメダカの質も劣化していきます。
ここまで時間をかけ品質を保つのは作出したブリーダーやプロショップにしかできないことで、量販店のペットコーナーなどで販売されているものは同じ品種とはいえ質が落ちるのも当然といえば当然です。
正直あまりに安い価格で販売されている場合は、それだけ手をかけられていない可能性もあるので安易に価格が安いからということで決めるのはもったいないです。
例えば、マツコの知らないメダカの世界で紹介された紅帝メダカもプロがいい血統を作り出し、経験と知識を活かして作出したからこそのあの素晴らしい赤い発色です。
知識のない素人が累代繁殖させた紅帝メダカを知識のない(知識は勉強すればいいですが)素人・初心者が飼育すれば当然ながら素晴らしい発色は得られないはずです。
今回言いたかったこと
とりあえず、今回言いたかったのは紅帝メダカは良いメダカです。ですが赤くする、赤く維持するにはそれなりの知識が必要ということです。
色々なメダカ屋さんや素人さんが販売してますが、とりあえず購入先はよく考えましょう。(色もわからない稚魚や卵のうちに激安価格で販売してしまおうというお店もありますね(笑))
散々書きましたが、他の楊貴妃メダカでも血統と飼育環境さえ良ければ十分赤くなるのでうちでは紅帝メダカは販売していません(笑)
よろしければ、うちで販売しているメダカ達もよろしくお願いします!
それでは皆さんに良いメダカライフを!
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