人気のレッドラムズホーンってどんな貝?飼育・繁殖の注意点!
メダカと一緒に飼育できる貝の中に当店でも販売しているレッドラムズホーンという貝があります。見た目がとても綺麗で苔掃除の能力も高く、 観賞魚の世界では邪魔者扱いされがちな貝類の中でも人気の巻貝です。今回はそのレッドラムズホーンについて説明してみます。
人気のレッドラムズホーンってどんな貝?飼育・繁殖の注意点!のコンテンツ
- レッドラムズホーンの生態
- レッドラムズホーンの飼育と繁殖について
- レッドラムズホーンとメダカの相性
- ピンクラムズホーンやブルーラムズホーンとは?
- 増えすぎたレッドラムズホーンの駆除、ラムズホーンの卵
- まとめ
1.レッドラムズホーンってどんな貝?
レッドラムズホーンという貝はその名のとおり赤い羊の角みたいな形をした貝でもともとはインドや東南アジアに生息している
巻貝のインドヒラマキガイという貝が原種でそのアルビノ個体を品種改良により固定したものになります。本来は熱帯魚と一緒に飼育する巻貝として
有名な貝ですが繁殖力も旺盛で丈夫な為日本メダカと一緒に飼育しても役立ってくれます。
観賞魚を長く飼育している方は知っていると思いますが、水槽に生えたコケを食べてくれることから、コケ取り用の生物兵器というような
扱いでよく販売されています。他の貝に比べ美しい赤い体が水槽に映え、アクセサリーのように水槽を彩ってくれる為、
よく増える巻貝の仲間なのに例外的に人気がある貝です。(通常、巻貝類はヒメタニシや石巻貝のように地味で繁殖できなかったり、
急激に繁殖しないものの方が好まれますが)当店もメダカ屋ですがレッドラムズホーンは定番商品になっています。
もちろん見た目の他にも高い残餌処理能力も魅力の1つです。
楽天市場をご利用ならお得に買い物ができる!
2.レッドラムズホーンの飼育と繁殖について
10匹セット 成体 |
レッドラムズホーンの飼育は至って簡単です。弱酸性から弱アルカリ性までの水質で飼育でき、
低温から高温までかなりの生命力がある為、本来生息していないような日本の冬の低水温でも生き延びて
また春には普通に繁殖しています。餌という餌はあまり必要なくメダカや熱帯魚などの観賞魚を飼育しているのであれば
勝手にその残り餌を食べたり、コケを食べたりして生きてくれます。
さらには雌雄同体ということもあり、オスもメスもなく2匹いるだけで繁殖できます。
弱アルカリ性だと繁殖しやすいようで卵は水槽の壁面や流木や石などにゼリー状のもの産み付けます。
ここまでですでにお気づきになられたかもしれませんが、人によってはあまりにも簡単に増えすぎる為、
害虫のように嫌う人もいます。
アルカリ性に水質が傾くと増えるという特性から水質変化のパラメーターとしてもつかえます。(レッドラムズホーンが増えすぎると感じている人は明らか水質がにアルカリ性に傾いている可能性が高いです)
ただ、貝類なだけにヒーターを入れて観賞魚を飼育している場合はヒーターでの焼死に注意しましょう。
ヒーターにカバーをつけることで防ぐことができます。
ちなみに私はボトルアクアリウムでよく飼育しています。ボトルアクアリウムであれば、丈夫で見た目も綺麗なレッドラムズホーンは大活躍してくれます。もちろん、ボトルの中で繁殖されると
困るので受精卵を宿していないレッドラムズホーンを各ボトルに一匹ずつで使用するようにしています。一匹だけであれば、繁殖しないので一日中ボトルの中を掃除してくれているボトルの掃除屋として
非常に優秀な貝だと思いますよ。
3.レッドラムズホーンとメダカの相性
さて、当店はメダカ屋さんなのでメダカとの相性を考えてみましょう。水質はメダカとほとんど同様の弱酸性から弱アルカリ性、 メダカの餌やコケを食べるということもあり相性という意味ではとても良いです。メダカを飼育している環境なら どんどん増えてくれるでしょう。メダカや観賞魚を襲うこともなく、魚の死骸なども食べてくれる為、 水質維持の面でもメリットがあります。ただ、良い点ばかりではなくもちろんデメリットもあります。 それは増えすぎるという点です。
4.ピンクラムズホーンやブルーラムズホーンもインドヒラマキガイ?
ピンクラムズホーンもブルーラムズホーンもレッドラムズホーンと同じようにもともとはインドヒラマキガイから突然変異により出来た個体を固定したものです。レッドラムズホーンもピンクラムズホーンもブルーラムズホーンも色違いの ラムズホーン(インドヒラマキガイ)なので飼育方法、繁殖方法、特徴も全く同じです。したがってどの色でも普通のラムズホーンのような個体も生まれてくる可能性はありますし、色合いの良い個体のラムズホーン同士で 交配していったほうが良いようです。(大げさに言うと綺麗な個体を保つにはメダカなどと同じように選別したほうがよいということです)そういった理由からもピンクラムズホーンブルーラムズホーン、レッドラムズホーン、普通のラムズホーンの を同じ水槽で飼育するのはおすすめできません。(それぞれのラムズホーンが交配してせっかくカラー分けされた品種が雑種のラムズホーンになったり、もとのラムズホーン、ただのインドヒラマキガイに戻っていくため)
5.増えすぎたレッドラムズホーンの駆除、レッドラムズホーンの卵
増えすぎるとすごい数になるので間引く必要がでてきます。レッドラムズホーンは2センチほどのそんなに大きくない体ですが さすがに数十匹や数百匹になると見た目が悪いです。そうなるとレッドラムズホーンの産むゼリー状の卵だらけにもなってしまいます。 ちょっと大げさにいいましたが、たまに間引いてあげたり、水質を調整することによって爆殖は防ぐこともできます。 メダカとはあまり関係ない話しですがトーマシー(熱帯魚)やアベニーパファー(淡水フグ)などは貝類を食べますので餌にもなるし、 駆除することもできます。自分で増やしておいて、殺すのはしのびないと思うかもしれませんが、レッドラムズホーンは 日本の自然環境でも生き延びることができますので日本の生態系を破壊しないためにも、放流などは絶対にやめましょう。
6.まとめ
観賞用に美しいうえに、水槽のお掃除屋さんとしても活躍してくれる巻貝ですので丈夫な貝を飼いたい初心者などには とてもいいかもしれませんね。ただ増えすぎないように気をつけないといけませんが(笑)なお、レッドラムホーン以外にも 改良品種でピンクラムズホーンやブルーラムズホーンなどもいます。飼育を楽しめるかどうかは飼育者しだいということですね(*^^*) それでは最期まで読んでくださりありがとうございました。当店でもレッドラムズホーンは格安販売してますので欲しい方はぜひどうぞ~。▶レッドラムズホーンの 販売ページ