タマミジンコの販売と購入した後に~タマミジンコの繁殖や餌、増やし方~
大分めだか日和でタマミジンコを購入していただいた皆さん、本当にありがとうございます。また、違う通販店やタマミジンコを採取してきたという方もよろしければ
参考までに読んでみてください。
タマミジンコはメダカや金魚の餌、または熱帯魚など観賞魚の餌としてとても人気で、皮が柔らかく、サイズも小さめな為、稚魚の餌にももってこいです。
そんなタマミジンコですが、販売店から購入したもののその後の繁殖方法やミジンコの餌についてよくわからない人も多いでしょう。または、もし全滅させてしまった場合の
耐久卵の孵化、増やし方についても説明してみます。
1袋(ダフニア) 500匹以上 |
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1袋(タマミジンコ) 500匹以上 ※極小サイズの為、要注意 |
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1袋(オカメミジンコ) 500匹以上 |
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1袋(オカメミジンコ) 500匹以上繁殖剤100g付き |
タマミジンコの販売と購入した後に~タマミジンコの繁殖や餌~のコンテンツ
- タマミジンコの通販・販売店からタマミジンコを購入
- 通販で購入したタマミジンコが自宅へ到着したら
- 到着したけど購入したタマミジンコの姿がない。全滅?死着?
- タマミジンコを餌としてメダカに与えてみる
- タマミジンコを飼育・繁殖させてみよう
- タマミジンコの餌いろいろ
- タマミジンコの見分け方・特徴
- ミジンコが死滅した時の耐久卵の孵化について
- まとめ
1.タマミジンコの通販・販売店からタマミジンコを購入
タマミジンコを通販・販売しているお店で、まずは、タマミジンコを購入しましょう。田んぼや池など野生のものを採取してくるという手もあると思いますが、
それでは水槽には必要のないヤゴやタガメ、ゲンゴロウなど肉食昆虫などいろいろと余計なものまで持ち込んでしまう可能性があるので、今回は通販や販売店を利用し
て購入したものとしてお話を進めていきます。タマミジンコを輸送中そんなに簡単に全滅することはないと思いますが、まずは、死着などのリスクを減らす為に、
なるべく無駄なくスムーズに受け取るようにしましょう。また、真夏のタマミジンコの配送は、チルドパックやクール便の方がおすすめです。
他のミジンコもそうですがミジンコ自体もともと寿命が長いようなものでもないので生きた生体を多く手に入れる為には
少しでも早いうけとりのほうがいいですね。(寿命が短いといっても当店でも北海道や離島によく発送してますのであまり気にしなくても良いです)
2.通販で購入したタマミジンコが自宅へ到着したら
通販で販売店から購入したタマミジンコが自宅へ到着したら、まずはタマミジンコの酸欠や餌不足を防ぐ為に、広い飼育容器へと移しましょう。
実際、数日、発送してきた状態で放っておいても、袋の中でタマミジンコは生きてますがやはり、状態が良い段階で広い容器に移しておいたほうが良いでしょう。
手順をスムーズにする為に、
到着前にタマミジンコが飼育できる環境を作っておくと良いでしょう。といってもそれ大したことではありません。
通販などで購入した場合、到着前にバケツ等にカルキ抜きした飼育水をつくっておくというだけで、すでに観賞魚を
飼育できる水があるのなら、その飼育水を利用できます。
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3.到着したけど購入したタマミジンコの姿がない。全滅?死着?
タマミジンコはもともと小柄で大きく成長した成体のミジンコでも1ミリ程度しかないので、生まれたばかりのタマミジンコや
若いタマミジンコとなると、ゾウリムシなどがそうであるように、よ~くみないとその存在を肉眼で確認できません。その為、時折、
勘違いがおこり、購入したタマミジンコが全滅していると思われている場合があります。確かに、ミジンコ自体の寿命が短い為、
輸送の最中で寿命を終えて死んでしまうタマミジンコもたくさんいることでしょう。
ただ、ほとんどの場合、それは大きく成長したタマミジンコが寿命を
終えて死んでいるわけで、よーく見ないと見えないような若いタマミジンコはまだその水のなかで泳いでいます。
おそらく、寿命を終えたような肉眼で確認できる大きなサイズのタマミジンコが死んでいて、
肉眼でほとんど確認しづらい若い個体が生きている為にそういった、
「タマミジンコが到着前に全滅している」といった勘違いがおきるのではないでしょうか?
せっかく到着したのに、全滅していると思われた方、よーく袋の中を見て下さい。本当に送られてきたタマミジンコは全滅していますか?
小さなタマミジンコが泳いでませんか?、死んでいるのは大きく成長したタマミジンコではないですか?
4.タマミジンコを餌としてメダカに与えてみる
飼育しているタマミジンコを簡単に採取する方法としては、タマミジンコは日中は底の方に集まって夜間は水面に浮かんでくるという性質がありますので
日中に採取する場合は飼育容器の底の方から掬うようにし、夜だと懐中電灯やライトで照らせば光に集まってくるので簡単に採取することができます。
もちろん、栄養価の高い活き餌としての効果は抜群です。
タマミジンコを実際に餌としてメダカや金魚などにあたえてみる場合、一つだけ注意する点があります。それはタマミジンコはあまりに小さいため、
網目の大きなネットで掬おうとしてもタマミジンコが網目よりも小さい為、
掬えないという点です。この為、特に小さなタマミジンコを与えようとしている場合は特に目の細かなネットや
布なので掬う必要があります。
注意点といってもこれぐらいであとは、少しぐらい餌としてタマミジンコを与えすぎたかなと思っても
食べ残したタマミジンコは数日間は余裕で生きてくれますし、冷凍アカムシなどと違い食べ残しが腐って水を汚すというわけでもなく
鮮度を保った栄養価の高い活き餌として飼育容器内を泳ぎまわり、メダカや金魚などの食欲を刺激してくれますので
旅行や帰省などで餌を数日間、餌を与えられないといった場合も重宝します。
補足ですが、先ほど水を汚すこともなくといいましたが、タマミジンコはプランクトンを捕食するため、
実は水を汚す心配よりも水を浄化するという意味でも大きな効果があります。
5.タマミジンコを飼育・繁殖させてみよう
▲タマミジンコの動画 それではせっかく購入したタマミジンコですので飼育・繁殖をさせてみましょう。
タマミジンコはとても増やしやすく、自家繁殖の簡単なミジンコだということも餌として重宝される理由です。
飼育できる水温は約10~35℃ととても広範囲で飼育することができるので気温の変化の激しい日本でももってこいの自家製活き餌です。
水質は水質はpH7~8の範囲で、安定して繁殖・増殖してくれます。自然環境下のグリーンウォーター化が進みすぎて水質が
アルカリ性に近づいてきた場合、突然の死滅・全滅ということもあるので注意してください。
当店では販売用に大きな飼育容器で爆発的に繁殖させる必要があるので屋外での飼育でエアレーションをするようにしていますが、
屋内のペットボトルで飼育するような人もいる為、エアレーションは必須ではありません。もちろん、屋外でのエアレーションなしで飼育・繁殖することも
できます。当店では最近、ミジンコを繁殖させる餌に当店で販売している生クロレラを使用している為、グリーンウォーター(青水)でタマミジンコを飼育していますが、
これは必ずしてもグリーンウォーターじゃないといけないというわけではなく、使用する餌などにより飼育水の色は変わってきます。
日常の管理としては特に何かをやるということもなく基本的に藻類がはえてきたとしても放っておいても大丈夫です。
屋外での飼育・繁殖の場合だと雨水が、上昇してきたphを下げてくれたり、水質を安定させてくれるという役割も担ってくれるので
屋外でのタマミジンコ飼育・繁殖のほうが簡単なのかもしれません。
6.タマミジンコの餌いろいろ
これは特にタマミジンコ専用の繁殖方法や餌という訳ではないのですが、ミジンコを繁殖させる為の餌をいくつか紹介しておきます。
まずは、発酵鶏糞です。掬った水の色がウーロン茶程度の色の濃さを維持するくらいが適度なようです。メリットとしては
ホームセンターなどで手に入れるのが簡単ということがありますが、デメリットとしてはストックしておくのに衛生的に
どうなのかということとやはり臭いがきついということでしょう。
次にドライイースト(乾燥酵母)です。こちらも繁殖率はよく、少し前まで当店でもこちらを主力として使用していました。
こちらも赤茶けた色になります。デメリットは大量に使用するには少々コストがかかりすぎることと入手がわりと難しいということです。
次はミジンコ等の繁殖剤であるムックリワークですがこちらは当店でも販売しています。ムックリワークは
そもそもインフゾリアなどを繁殖させる為の餌ですので、少量でも非常に効率よく、繁殖させることができます。
やはり臭いはありますが、ある程度保存がきくという利点があります。
次に生クロレラですが、こちらは栄養価の高いワムシやミジンコを育てる為の餌として開発されたもので、
さすがに専用品というだけあり、非常に効率的にミジンコを繁殖させることができます。
現在、大分めだか日和が主力として使用しているのが、この生クロレラでかなりの爆殖が期待できます。
こちらに関してはメリットは様々で少量の原液から濃厚な生クロレラのグリーンウォーターを作ることができ、
メダカや金魚などの稚魚には生クロレラ自体も餌となりますので生存率もあげてくれます。
デメリットをあげるとすれば、やはり臭いがきついこと(蓋をして保存するのであまり関係ありませんが)と
生かしておくため冷蔵庫で保存する必要があることと、約一ヶ月程度という使用期限があることです。
とはいえ、現在一番お薦めするとすれば当店ではこの生クロレラをオススメしています。
他には市販の粉末状のクロレラなどもありますが、市販のクロレラは粉末状で生きているわけではありませんし、
生クロレラのように水を緑にしてくれるのではなく瞬間的に緑色になりますがすぐに沈殿してしまいます。
コストも高く付きますのでやはり、下記の商品、生クロレラがおすすめです。
濃縮生クロレラ1本 360cc (クロレラ水約360リットルぶん) |
7.タマミジンコの見分け方・特徴
採取してこれるミジンコには一般的にケンミジンコ、カイミジンコ、ミジンコ(ダフニア)、タマミジンコなどがいますが、 まずは、ケンミジンコや、カイミジンコなどは見た目が全然違うのですぐに区別がつくでしょう。タマミジンコとミジンコなどとの見分けかたは その大きさが全然違うということもあります。タマミジンコが全長がせいぜい1ミリ程度なのに対してミジンコ(ダフニア)は一回り、二回りは 大きな体をしています。体型はタマミジンコの方がより丸みを帯びた体をしています。また、成熟した個体の中には 卵をもったものもいますが、卵の色でも判断ができます。タマミジンコの耐久卵は白色で、ミジンコ(ダフニア)は黒いため、耐久卵を持った個体を みればすぐに判別はつくでしょう。
8.ミジンコが死滅した時の耐久卵の孵化について
こちらはわざわざ挑戦する方は少ないかもしれませんが、やってみるという方の為に書いておきますので
参考にしてみてください。まずは、ミジンコの耐久卵は自然下では春に孵化する為、日照時間を短日周期から長日周期へと
変化させる必要があります。やはり、日照時間を長くしないと難しいということです。
室内の場合ならライトを利用すれば簡単かもしれません。
屋外の場合はあまり日陰にならないように設置場所を考えないといけません。水温もやはり20℃以上が目安にし、水質はph6以上、9以下を目安にしましょう。
なお、思ったよりミジンコが孵化しないなという場合は卵が受精卵ではないということもあります。まずは受精卵を用意できていることが絶対条件です。
もちろん、ミジンコが孵化できた場合は餌を与えなければ安定した維持、繁殖は望めませんので餌を与えるようにしましょう。
9.まとめ
タマミジンコについていろいろと書いてきましたが、タマミジンコはやはりとても汎用性の高い活き餌で
繁殖も簡単なのでとてもオススメです。メダカや金魚、熱帯魚の活き餌にミジンコを飼育してみたいという方・初心者は、まずは
タマミジンコの飼育から始めてみてはいかがでしょうか?
こちらからも購入できます▶ミジンコの販売ページ
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1袋(タマミジンコ) 500匹以上 ※極小サイズの為、要注意 |
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1袋(オカメミジンコ) 500匹以上繁殖剤100g付き |