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ミジンコ販売と繁殖・飼育方法解説!栄養抜群の活餌!(生き餌)


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 めだかに限らず観賞魚に最適な活き餌として大人気なミジンコについて書いてみました。万能餌の活き餌であるミジンコを勉強しましょう。 生きたミジンコを与えることにより、メダカの成長や発色も、より期待できる為、メダカの飼育がより一層楽しくなりますよ。



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1袋(ダフニア)
500匹以上
1袋(タマミジンコ)
500匹以上
※極小サイズの為、要注意

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めだかの活餌に食付き抜群の活ミジンコ らんちゅうの活餌に食いつき抜群の活ミジンコ
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ミジンコ販売と繁殖・飼育(活き餌・生き餌)のコンテンツ



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1.ダフニア・オカメミジンコ・タマミジンコの飼育


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▲ミジンコを与えてこのような美しい個体を目指してみましょう。
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 当店で販売しているミジンコ(ダフニア・オカメミジンコ・タマミジンコ)の 飼育容器ですが極端に小さいものや開口部が狭い容器などでなければあまり気にしなくてもよいです。 飼い方もとても簡単で大きめのペットボトルやバケツなどでも大丈夫で 適度な環境さえ与えてあげればミジンコは勝手に繁殖し増減を繰り返します。 屋外の場合はボウフラがわく事が多いので目の細かいフタをしておくのもいいでしょう。

  屋内であればバケツやペットボトルなどでも大丈夫です。全滅をさける為にはいくつかの容器にわけて繁殖・飼育をしましょう。  

  植物性プランクトンやバクテリアを食べて繁殖しますのである程度の日光をあてて植物性プランクトンやバクテリアが繁殖できる環境を作らないといけません。枯れた藁や鶏糞などを使用して沸かせることができますが当店ではドライイーストや微生物の繁殖剤のムックリワーク、最近ではとても効率よくミジンコ繁殖ができる生クロレラをメインに使用しています。

 最初の水はくれぐれも汲み置きしたカルキの抜けた水道水等を使用してください。自然の水田などから汲んでくるのもいいかもしれませんが、そのほかの生物も混入してくる可能性が高いです。ミジンコの生体を採取するには雨が降った翌日の田んぼなどならたくさんわいているようです。ただ、その場合も他の生物の混入があると思われます。休眠卵も乾燥した田んぼの土などから採取できますがどんな種類が孵化するか、どんな生物が孵化するかもわかりません。

 水温は高温に弱いため、30~33度あたりが限度と考え、通常は15度~26度くらいになるべく水温を保ちましょう。日向での飼育が望ましいのですが、真夏は水温上昇対策に日除けなどをしましょう。(水温の上昇は溶存酸素が減って酸素が不足しやすい。)当店ではエアレーションも使用しています。過密飼育になりすぎると繁殖しなくなるので適度に間引くと良いです。

※注意)この項目ではメダカや観賞魚の餌に適した一般的なミジンコ(ダフニア)やオカメミジンコ、タマミジンコ(モイナ)について書いていますのでそれ以外の方(よく聞くところだとカイミジンコ・ケンミジンコ等)はこの通りというわけではないかもしれませんのでご注意下さい。



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▲現在はタマミジンコの販売も始めています。

1袋(ダフニア)
500匹以上
1袋(タマミジンコ)
500匹以上
※極小サイズの為、要注意
1袋(オカメミジンコ)
500匹以上
1袋(オカメミジンコ)
500匹以上繁殖剤100g付き

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2.ミジンコを与えるとメダカや金魚にいいの?(熱帯魚等)


こんなところでも違いがでる!▼


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  ミジンコに限った話ではないですがメダカや熱帯魚や金魚などの観賞魚にとって活き餌は成長や魅力的な発色をさせる為の心強い味方です。 ミジンコを与えることにより、より大きく立派な体型、体色に育てることができます。ミジンコのみより、他の餌とも併用したほうがバランスがよくなりますので同時使用することをおススメします。ミジンコにも種類がありメダカが食べない種もいるようですが当店のミジンコは心配ないようで抜群の食いつきを見せてくれるので与える時の楽しませてもらえます。

  ミジンコ(ダフニア・オカメミジンコ・タマミジンコ)は生き餌(生き餌)なので高価に感じるかもしれませんが赤虫などと違い慣れてくると 容易に繁殖ができますので ゾウリムシやブラインシュリンプ(一般的に熱帯魚などだとブラインシュリンプ:アルテミアの方が有名ですがちょっと繁殖や休眠卵の入手・更に孵化させる手順・ 道具が必要になるのでに手間とお金がかかりますね・・)と並ぶ、素晴らしい生き餌といえますね。(ゾウリムシも当店で取り扱っていますので稚魚の生き餌にお勧めです。

※注意)一言にミジンコといいましてもその種類は様々で当店が取り扱っているものはミジンコ(ダフニア)属やタマミジンコ、オカメミジンコなどでこれらはメダカや金魚、他の観賞魚も喜んで食べてくれます。 ほかのミジンコの種類としてはケンミジンコやカイミジンコなどはよく聞きますがカイミジンコなどは特に餌として魚が食べてくれないという話もよくあります。金魚などの文献でタマミジンコがかわも柔らかくて 最良の餌となるということも書かれていますが、私の感想では、ある程度の大きさに育った場合は金魚ならどのミジンコでも構わず食べてくれます。しかし、顎の発達していない稚魚に限るという意味では やはり柔らかいタマミジンコが一番なのかもしれませんね。

 

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3.ダフニア・オカメミジンコ・タマミジンコの選び方

 ミジンコ(ダフニア)・オカメミジンコ・タマミジンコですが、ミジンコを購入、飼育などいままでに経験がない方は選び方がわかりにくいと思いますので 参考までにミジンコの選び方を説明しておきます。まずは、活き餌にする場合、一番重要な大きさです。大分めだか日和で取り扱っている3種類のミジンコの中で大きさで大きい順に並べると ミジンコ(ダフニア)>オカメミジンコ>タマミジンコとなります。ミジンコを餌に与えたいメダカや、観賞魚(メダカ程度の大きさの場合)が成魚であればどのミジンコを選んでも構いません。

どの大きさでも口に入るし、食べることができるからです。ただし、稚魚の場合や成魚でもメダカより小さい(口が小さい場合も)ような魚の場合は考えてみたほうがよいでしょう。 どのミジンコも小さな幼生から大きく成長するまでの期間はありますが、ミジンコはライフサイクルが短く成長速度も早い為、ミジンコ(ダフニア)など比較的大きく成長するミジンコは あっという間に大きくなります。そうなると稚魚に与えられる期間が非常に短くなる為、稚魚用の小さなミジンコを確保するのが難しくなります。

 オカメミジンコはミジンコ(ダフニア)に比べると一回り小さいのでミジンコ(ダフニア)に比べると稚魚にも与えやすいですが、 それでも大きくなると稚魚には大きすぎかなというサイズに成長します。

 タマミジンコはオカメミジンコより、かなり小さく稚魚に与えやすいという点では一番です。その反面、大きな成魚に与えるにはある程度の量を与えたいところです。


4.それぞれのミジンコのメリット

 当店でなぜ、ミジンコを3種類、販売しているかというとやはりそれぞれにメリットがあるからです。簡単にあげていきますと まずはミジンコ(ダフニア)ですが、サイズが大きいため、餌に与える際や、繁殖状況を確認する際、 目視で確認がしやすい、数が多少少なくても一つの個体が大きい為、サイズ感、ボリューム感はあります。

 オカメミジンコはミジンコ(ダフニア)とタマミジンコの中間の大きさ程度の為、 成魚に与えてもある程度のサイズ感、ボリューム感はあります。 サイズ的にはある程度の若魚も食べることができる大きさです。

 タマミジンコは大きくなっても全長1mm程度とかなり小ぶりなので 若魚や稚魚にとても与えやすいです。ただ、成魚に与える場合は一匹ずつがとても小さい為、一匹のボリュームはありませんので数が 多くないと物足りない感じにはなります。繁殖させる場合も、大きく成長した(それでも小さいですが)タマミジンコじゃないと目視で確認しづらく、 購入されたお客様からも小さいサイズで見えにくいため、当店でも注文を受けた際、一袋に500匹以上は入っているはずなのに殆ど入ってないと勘違いされるくらい 成長する前は小さいサイズです。(ゾウリムシより少し大きい程度?) 飼育の現場からいうとタマミジンコは繁殖しやすという意見もあります。 タマミジンコの注意点は極小サイズの為、 一般的な細めの網目の網でも網目をすり抜けて網で掬えない場合もありますので注意して下さい。

 それぞれ繁殖しやすい次期や水温も微妙な違いはあると思うのでもちろん3種類飼育していて全滅を防ぐのが安心ではありますが、 大きなミジンコ(ダフニア)やオカメミジンコでも完全に成長する前の個体を稚魚や若魚に与えればいいので、 絶対にどのミジンコでないといけないということもありませし、 大きなミジンコ(ダフニア)を成魚用にオカメミジンコを主に若魚、稚魚用に、タマミジンコを主に稚魚~若魚用にという使いわけもできます。 ちょうどタマミジンコがゾウリムシでは物足りなくなってきた稚魚の、次の段階の活き餌と考えると良いかもしれません。


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5.ミジンコの繁殖・増やし方(当店で実践している方法)

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濃縮生クロレラ1本
360cc
(クロレラ水約360リットルぶん)


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 ミジンコを繁殖させるには発酵鶏糞を水田の土から増やしてみたりいろいろな方法はあると思いますが、 ミジンコの繁殖方法・増やし方ですが、当店ではミジンコの繁殖材、ムックリワークやドライイースト、 生クロレラを使用しています。 水田などから採取してくる方もいるようですが、ミジンコを飼育・繁殖させる為には何らかのミジンコの餌になるものや繁殖材を与えなければいけません。 透き通った透明な水よりも餌となる植物プランクトンが豊富なグリーンウォーター の方が繁殖率は良いです。 当店ではムックリワークやドライイースト、生クロレラを使用している為、 常に赤茶けた色(ムックリワークやドライイーストの場合)か 生クロレラを使用した場合のグリーンウォーター・青水になっています。 屋外の場合は雨で水が薄くなると餌が足りなくなり激減し、 また激減すると餌の供給がたりてきて爆殖するという流れもよくあります。

  この後でも詳しく書きますが、際限なく増えすぎてもいずれ酸欠や餌不足になる為、 やはりこのくらいで維持しようという目安を決めて間引く(餌として与える) ようにしないと繁殖に成功してどんどん増やしてたらいきなり全滅するという可能性も考えられます。 何度かチャレンジして全滅させないコツさえ掴めば繁殖は簡単です。 (念の為、ミジンコの飼育容器は2つ以上に分けておくことをお勧めします。)ぜひチャレンジしてみてください。

ミジンコ繁殖の注意点ですが、例えば、ダフニアとタマミジンコなど複数の種類のミジンコを繁殖させたい場合、 別々の容器に分けて、ある程度離れた場所で繁殖させるのがおすすめです。理由は、ミジンコが混ざってしまうからです。

  ミジンコが混ざると言っても交配して雑種になるとかではなく例えばタマミジンコの飼育、繁殖容器にダフニアミジンコの卵が入ったり、 網に付着していたミジンコが違う種類のミジンコの繁殖容器に入ったりすると、弱い方のミジンコが全滅して いつのまにか、全ての容器が強い種のミジンコだけになってしまったということもよくあります。

  当店もそれで、オカメミジンコを全滅させてしまったため、現在オカメミジンコは販売を中止しています。 もう一度いいますが異なる種のミジンコを育てたければ、飼育容器は離して飼育・繁殖させることをおすすめします。

  ミジンコの繁殖方法についてのご質問があれば直接お店でも電話対応させていただきます。 最近では生クロレラが一番効果的で繁殖率が激的に良くなったと感じている為、当店でもお薦めしています。 生クロレラもミジンコも東京などの関東地方から北海道や南の離島まで 全国各地にミジンコを発送していますが、国内なら問題なく生きたまま到着しています。

6.ミジンコの繁殖・増やし方(よく耳にする方法)

 先ほど少しふれましたがミジンコは田土と水と乾燥鶏糞などでも繁殖させることができます。ミジンコはアンモニアが餌になるようでそこで 乾燥鶏糞が有効になってくるようです。ただ、もちろんアンモニアなので臭いです・・・田土に水を入れて10日ほど経過すると 田土に含まれるミジンコの休眠卵が孵化し小さなミジンコの幼生が現れます。この時に餌となるごく少量の乾燥鶏糞を入れると どんどん増殖が始まります。青汁の粉を餌にしたりメダカの餌でも繁殖できるようですが水質の悪化のスピードが早いので あまりおススメはできません。どれが正しい繁殖方法というのは断言できるものではないので上手くいかない場合は 違う方法を試したりミジンコの繁殖を途切れさせないように複数の飼育・繁殖方法を同時に試してみるのもいいと思います。

7.ペットボトルでのミジンコ飼育・繁殖は可能?

 ペットボトルでミジンコを飼育・繁殖するというのもよく聞きますがもちろんそれも可能です。 ただ、お手軽で設置場所に困らないというメリットばかりのように思えるペットボトルでのミジンコ培養にもいくつかのデメリットがあります。

  まずは、水量が少ない、溶存酸素量が少ないということです。 水量が少ないということは急激な温度変化、水質変化につながります。 要はミジンコの飼育・繁殖に適した安定した水質と水温を長期間維持するのが困難ということです。 ミジンコは簡単に繁殖と死滅を繰り返しますので、ちょっとしたきっかけで全滅する可能性があります。 やはり、水質の変化と急激な水温変化は避けたいところです。

  ミジンコにとって水流がないというのは良いのですが、水面の面積が狭いペットボトルの中では 酸素が不足しがちになります。バケツ等なら風が吹いて水面が揺れるだけでも酸素が水中に溶け込みますが、 ペットボトルの中では無風状態でなかなか自然に水中へと酸素が溶け込んでくれません。 かといって、狭いペットボトルの中でエアレーションをすると強い水流ができてしまうのでそれも 飼育・繁殖を妨げる原因にもなります。

  さらに、ミジンコが繁殖できたらできたで増えすぎて酸欠・餌不足になる場合があります。 そういった理由から定期的に増え過ぎたら間引く(メダカや金魚を飼っている人なら餌として与えればよいですが) ということをしなければなりません。これは何もペットボトルでのミジンコ飼育だけに限ったことではありませんが、 ペットボトルという少ない水量・酸素量の中では管理はよりシビアなものになるでしょう。 また、大量にミジンコが欲しい場合、頻繁に餌としてしようしたい場合には、 ペットボトル一本で飼育・繁殖できるミジンコの量が大したものではない為、 大量のペットボトルでの維持管理が必要になってきます。 ミジンコは増えすぎてもダメ、減らしすぎてもダメなのでそのシビアな環境の中で 設置場所を考えつつベストなバランスを探すしかありません。こういった理由から、きちんとした管理方法を 知っておかないと初心者にはペットボトルでミジンコを維持し続けるというのは難しいかもしれません。

ちなみに、ミジンコがいったん全滅したと思っても卵が残っていることがよくありますので、 その水を捨てずに種水として使用すると再びミジンコを沸かすことができる可能性が高いです。

8.ミジンコの種類の紹介(当店取扱い外)

 上記ではダフニア・タマミジンコ・オカメミジンコという当店で販売しているミジンコを紹介しましたが他に有名なミジンコの種類を いくつかあげておきます。

まずはカイミジンコです。カイミジンコはアサリやハマグリ、 シジミなど二枚貝のような楕円形の殻に体が覆われています。当店で取り扱っているミジンコ類も 甲殻類の仲間ですがカイミジンコはそれらからも少し離れています。大きく成長したものが 0.5mm~2mmくらいで、多少はメダカも食べるようですが殻が硬い為メダカの餌には不向きと言われています。

次にケンミジンコに属する仲間です。Cyclopsはギリシア神話に登場する一つ目の巨人のことで その名前の由来はここからきています。(ミジンコも正面から見るとわかりますが目はひとつしかないんですけど) ほかのミジンコが草食系が多いのに対しケンミジンコは動くものを食べる肉食だということも 大きな違いです。形も虫のような独特な形をしています。水槽で発生していることもあり、 おそらくメダカも食べていると思いますがあまりメダカの餌や魚の餌としてケンミジンコを 飼育・繁殖させているという話は聞いたことがありません。

9.赤いミジンコ・赤くなったミジンコに注意!

 飼育・繁殖しているミジンコが突然、赤くなったと思った場合は注意が必要です。(種類にもよるかもしれませんが)普段は透明で透けていて捕食者に見つかりにくように なっているミジンコですが赤くなった時は酸素が足りていない、酸欠というおそれがあるようです。これはどういった理由からそうなるのかというと、水中の溶存酸素が減ってくると 酸素を取り込みやすくする為、血液中に赤いヘモグロビンを作るようになる為とされています。ミジンコが急に赤くなったなと思ったらエアレーションなどを検討してみる必要があるかもしれませんね。

10.透明度改善等の水質浄化の効果について!

 ミジンコにはちょっとした水質改善の能力があるということをしっていますか?その秘密はミジンコの食性にあります。ミジンコは植物性プランクトンを捕食します。植物性プランクトンといえば、 グリーンウォーター・青水を作る原因になるものです。したがって緑藻類のグリーンウォーターなどに大量投入すると水を透明にする場合があります。これは水中の植物性プランクトンをミジンコが食べてしまった ということです。生クロレラがミジンコの餌として最適なのもこういった理由からです。(間違ってはいけないのがどんな水質でも改善できるというわけではないということです) なお、生クロレラが特に有効という理由はクロレラが生きているからです。もちろん、市販されているクロレラの加工食品などでも繁殖はできますがコストがかかるうえに、加工されて死んでいるクロレラは いったん緑色になってもすぐに底面に沈殿してしまいますのであまり効率がいいとはいえません。当店が販売している生クロレラは主に人が食べる魚を育てる為の、 栄養度の高い活き餌(ワムシやミジンコ)を繁殖させる為に開発された専用の生クロレラですので、当然、栄養価の高い活き餌として育ちます。

11.ミジンコいろいろ

 「絶対にオススメ!栄養価抜群・メダカや金魚など観賞魚に大人気の餌!」としての活きミジンコ販売・解説にふれてきましたが、当店のミジンコは実はいろんなところから需要があるり、○○研究所や学校の授業などこれまでいろんな施設へ販売してきました。当店としてはメダカ・金魚等、観賞魚の餌として販売しているのですが思わぬ副産物ですね(笑)それにミジンコは水を浄化するので水質が良くなったやという話しもよくあります。さらに面白いことにミジンコは基本的にメスで無性生殖で繁殖しますが、環境が悪化するとオス個体が発生するとされています。雄性生殖で産卵する卵は休眠卵となるため、数ヶ月孵化しない状態になってしまい、ミジンコは激減または全滅してしまいます。なかなか興味深い生き物ですね。もし全滅した・・・またはほとんどいなくなったと思ってもミジンコは 底の方にいることも多く光に集まるという習性もあるようですので利用してみてください。休眠卵から孵化させるような飼育キットを販売しているお店もあります。

12.ミジンコ雑学、最近の大発見(メダカとは関係なし)


 つい最近(2015年4月9日現在)発表されたニュースですが、日本のミジンコはもともとアメリカ産の外来種だったということが東北大学大学院の研究チームにより明らかにされたようです。日本に生息しているミジンコのDNAを調べた結果、うち2個体は時代で言えば黒船来航以前に日本に侵入していたとのことです。黒船よろ先に日本に侵入していたということが大きな謎だということです。

 東北大学大学院生命科学研究科の研究チームが国内の300箇所以上の溜池や、湖から採取したミジンコのミトコンドリアDNAと核細胞DNAを解析したところ、母親から子へほとんどそのまま受け継ぐミトコンドリアDNAに4つのタイプがみつかりそれぞれが北米のミジンコとよくにいていた。とのことです。さらに細胞核DNAからはなんと日本には生息していない北米産のミジンコの雑種だったということも解明されたようです。

 細胞核DNAの懐石からはさらに、核遺伝子型が1種類しかないこともわかっったようです。それがどういうことかというと雄と雌が優性生殖を行えば雄由来のDNAと雌由来のDNAから様々な核遺伝子型があるはずでそれが一種類しかないということは日本のミジンコは有性生殖をしたことがない「絶対単為生殖」型ということになります。

 したがって日本のミジンコは遺伝的には北米産ミジンコと同じで、北米産ミジンコとの雑種ですが、国内では有性生殖をした形跡がない。そういった理由から、日本の固有種ではなく北米からの外来種だったという結論がでたようです。なんと日本に住むミジンコは北米からきた4個体の雄から単為生殖だけで増えたクローンということです。

 ミトコンドリアDNAの変化を調べて時間的な手がかりを推定する分子時計という手法によると、4タイプのうち西日本で採集された2タイプはごく近年のもので、のこりの日本中に分布する2つのタイプはなんと700年から3000年も前に日本に来たらしいと推測されたようです。どうやってそんな昔から日本にきていたのか・・・?

 特に最近やってきた2つのタイプは外来魚などと共に侵入してきたことが考えられますが他の2タイプは謎です。もし渡り鳥が運んできたのなら定期的に進入することになるのでもっと遺伝的に多様化していたはずとのことです。

 有性生殖・単為生殖などはお互いにメリットデメリットがあるようですが、単為生殖で殖える日本のミジンコは遺伝子の組み換えが無いため病気だなどに弱く、もし新たな移入個体がなければ、約1000年でミジンコの集団そのものが寿命を迎え雄を受け入れられない日本のミジンコはやがて日本から姿を消すことになるようです。

 以上メダカの餌としては関係のない部分のミジンコの話でした(笑)最期までお付き合いしてくれた方(もしいたら)はありがとうございました(^^)


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