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メダカとグリーンウォーター(青水)の密接な関係!メリットとデメリット!作り方~対策・除去


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グリーンウォーターの緑色の水は見た目も悪いし、メダカの飼育にも良くないの!?(もちろん金魚などにも)いえいえ、そんなことはありません。 実は金魚屋さんやメダカ屋さんも好んで使用することも多いグリーンウォーター(単純に青水ともいう)の働きを勉強してみましょう


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メダカとグリーンウォーターの密接な関係~コンテンツ



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1.グリーンウォーターって!?(青水・緑水)

 グリーンウォーター(青水・緑水)は屋外でのメダカ飼育または淡水魚を飼育している方ならよくみかけることもある、あの池や湖のような緑色の水のことです。また、アオコや水の華などとも 呼ばれています。緑色になる理由はアオコなどの植物プランクトンの大量発生が原因です。主にメダカ飼育時に発生するグリーンウォーターは緑藻類で植物プランクトンがメダカなど飼育魚のエサになり飼育している魚からするとプラスに働く点も多いです。 もし、グリーンウォーターを作りたい場合は日光の当たる場所にバケツなどに水を入れてほうっておけば勝手に緑色に変化してくれることがほとんどです。

2.メダカの飼育、メダカの稚魚にグリーンウォーター(青水)?メリットは?

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  メダカや金魚の飼育に使用するメリットは多岐にわたります。まずは先ほども述べたように、植物性プランクトン自体がメダカのエサになる、 メダカや金魚など、生体が排出した糞に含まれる生体に対して有害な窒素化合物等を植物性プランクトンは栄養分として吸収してくれる(水草も同じように吸収してくれます)、 ミジンコタニシなどの餌にもなる(ミジンコやヒメタニシを入れておくと水が透明になってくるのは水中に繁殖した植物性プランクトンを食べる為)です。 場合によってはメダカ自体に、人工的な餌を与えなくてもしばらくはグリーンウォーターで問題なく生存してくれます。

これはもちろん、グリーンウォーターで発生している植物性プランクトンをメダカが捕食している為です。 稚魚の飼育時にも大変有効で、小さな稚魚でも植物性プランクトンを食べて成長してくれるため、メダカが針子や小さな稚魚の時はグリーンウォーターのほうがより安全に育てられる場合もあり、 わざとグリーンウォーターを作って飼育する方もたくさんいます。適度なグリーンウォーターだと健康状態もよくなるのでメダカも当然美しい体に育ってくれますし、色揚げ効果も期待できます。 弱ったメダカを療養させるのもいいですね(^^)/

先程もいいましたが、メダカの稚魚は体の大きさに対してたくさんの餌を必要とし、回数も多くたべないといけないうえ、口が小さい為、食べられる餌も限られます。 そんなこともありメダカの稚魚にとってグリーンウォーターは豊富に餌が食べられる状態になるので稚魚の育成には理想的な環境です。

さらにいうと、グリーンウォーターは植物性プランクトンが大量に発生した状態なので、当然、植物プランクトンが光合成することにより、酸素が供給されることになります。 これまで綺麗な飼育水で稚魚の育成に失敗してきた方はグリーンウォーターでの育成に挑戦してみてはいかがでしょうか。稚魚の生存率がぐっとアップするかもしれませんよ。

ちなみに、グリーンウォーターで飼育していたメダカをその容器から親メダカだけ抜くと残ったグリーンウォーターだけ入った容器からメダカの針子が生まれてきたりします。 これはどういうことかというと、底に落ちていたメダカの卵が孵化しても食べられることなく、グリーンウォーターに含まれる成分を餌にして成長しているからです。

親メダカを抜いたら、しばらくそのままグリーンウォーターの入った容器を放置してみてはいかがでしょうか?数日後には新しいメダカの針子が泳いでいるかもしれませんよ(^^ (もちろん、同時に捕食されることがなくなったボウフラも増えると思いますが)

3.グリーンウォーター(青水)の作り方、作りたい場合に

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 グリーンウォーターを意図的に早く作りたい場合もあるでしょう。作り方としては先ほど書いたように放っておいても簡単にグリーンウォーター化するのですが、そういった時は生体を入れておいたり、刻んだ水草を少量いれておいたりすれば、 早くグリーンウォーター化してくれます。もちろん日があたる温かい場所のほうが植物プランクトンが増殖しやすいのでグリーンウォーター化もしやすいです。

後半にも書いていますがヒメタニシや、ドブガイ等の二枚貝、(理由は 濾過摂食という摂食方法で水中の植物プランクトンを濾し取って食べてしまう為)水草(よく成長する水草は特に水中の養分を吸収して植物プランクトンの餌を減らすのでグリーンウォーターを早く作りたい場合は 逆効果)などを入れていると初期のグリーウォーター化は遅れてしまいます。 逆にもともと他の飼育容器にグリーンウォーターがあるのでしたらそちらを新しくグリーンウォーターにしたい容器の種水として入れておけば全体がグリーンウォーターになる速度も早くなるでしょう。



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▲上の写真のような赤いメダカにしたい場合も生クロレラは有効です。
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 後述しますが、メダカやミジンコの飼育に最適なグリーンウォーターは緑藻(りょくそう)類によるグリーンウォーターで、この緑藻(りょくそう)による グリーンウォーターを人為的に作るには生クロレラ(生きている緑藻類)などがあると容易に生体に栄養満点のグリーンウォーターを作ることができます。 この生クロレラはもともと、ミジンコなどのエサになる植物性プランクトンを増やす為に開発されたものですので、もちろん、生体にもよく、メダカを飼育するグリーンウォーターとしては最高のものができるでしょう。

生クロレラは大分めだか日和で大好評、絶賛販売中です。他店ではほぼ取扱のない貴重な生きたクロレラですのでグリーンウォーターを作りたい、ミジンコに餌を与えたい、繁殖したい、 メダカ、またはメダカの稚魚を元気に育てたいという方は必見です。


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参考動画 ▼ グリーンウォーターを簡単に作る! ▼


▼使っているのは下の生クロレラ▼



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濃縮生クロレラ1本
360cc
(クロレラ水約360リットルぶん)


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4.グリーンウォーター(青水)の落とし穴(デメリット)

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 もちろんグリーンウォーターで飼育することはメリットも満載ですが気を付けなければいけない思わぬ落とし穴もあります。まずは見ればわかると思いますが、その見た目です。せっかく観賞用に メダカを飼育しているのにグリーンウォーター自体が好みに分かれますね。そしてメダカが潜ってしまうともはや観賞すらできません。いくら健康状態がよくても観賞用のメダカが鑑賞できなくては まったく意味がないですね。アオミドロも発生しやすい状態になっています。 したがって、水槽などで横からもじっくり観察したい人には完全に不向きな環境です。 室内で熱帯魚を飼育している人などからするとグリーンウォーターは迷惑で厄介な存在以外の何者でもありません。

  次は天敵のヤゴ(トンボの幼生)や肉食の水棲昆虫、ゲンゴロウやタガメなどが混入してしまった場合もまるで見えない為、食べられ放題です。仮にボウフラが増殖しても気づかない場合も・・・。 グリーンウォーターはメダカの姿も見つけづらくしますが、メダカの天敵達も見えなくしてしまいます。その為、グリーンウォーター化した、飼育容器のメダカがどんどん減っていき、 姿を見かけないと思ったら容器の中にヤゴが入っていたというのはよくある話しです。ヤゴは底砂の上にいる為、グリーンウォーターでは目視では殆ど見つけることはできません。

他にはあまりにもグリーンウォーター化が進み水がドロッとしたレベルまでくるとこんどは夜間に酸欠になる恐れもあります。 理由はグリーンウォーター(青水)が植物プランクトンが増えた状態だとすれば、当然夜間になると呼吸をして酸素を消費されると考えられます。

水深のある深い容器の底で眠っているメダカや、水量の少ない飼育容器で濃いグリーンウォーターになっている容器にいるメダカは水面から溶け込む酸素だけでは 供給量が間に合わず、酸素が足りなくなるかもしれないですよね。何事も行き過ぎは危険です。 グリーンウォーターがめだかに良いといって低床にあまりにも有害な物質(植物プランクトンの死骸や餌の残りカスなどいろいろ)がたまりすぎると生体が生存できなくなる場合もあります。

さらには、濃いグリーンウォーターは増えすぎた植物プランクトンのせいで水温が上がりやすいという問題もあります。日が長くて水温も上がりやすい真夏ともなるとこれはメダカの生命にかかわる 深刻な問題にもなるのは言うまでもありません。濃すぎるグリーンウォーターは危険なんです。

メダカの成長具合に個体差がでてきた場合も要注意です。何の問題もなく大きく育ったメダカはいいのですが成長速度が遅いメダカ、あまり成長できなかったメダカは 大きくなった個体に食べられてしまうということもあります。もちろんこれは透明な水で飼育していてもあることなのですがグリーンウォーターでの飼育の場合は 個体の成長速度の差に気が付けない場合があります。弱いものが淘汰されて強いものが生き残るのは自然の摂理かもしれませんが飼育下のメダカはなるべく元気に育てたいものです。 グリーンウォーターのおすすめの濃さは、個人的には緑茶ぐらいの色合いがいいのではないかと思います。定期的に薄めることをおすすめします。

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5.グリーンウォーター(青水)対策と除去の方法

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 グリーンウォーターにはしたくないという人の為に、グリーンウォーター化を遅らせる方法を記しておきます。グリーンウォーターにしたくない場合の対策は水質浄化の作用をもつ(濾過バクテリアが棲み着きやすい)、 多孔質の赤玉土・ボラ土・ソイルなどを低床にひいたり、ヒメタニシや二枚貝などを投入しておくことなどがあげられます。ソイルをしけば、ソイルに棲みついたバクテリアが水質を浄化してくれますし、下に載せている動画のようにヒメタニシや 二枚貝は増えすぎた植物性プランクトンをこしとって食べてくれる為、飼育水の透明度があがります。(当然ですが水の浄化能力が上回ると透明な水になります)日当たりがよすぎない場所に飼育容器を移動したり水草や浮き草を投入して、水中の養分を 吸収してもらうのも有効です。メダカの餌についても植物性プランクトンの餌となる(窒素やリンなど)をあまり含まないものにするなどの対処方があります。同様のことを心がけることでもちろんグリーンウォーター化対策と除去の方法にもなりますので覚えておきましょう。ただ、グリーンウォーター対策とはいっても、 長く飼育していれば濾過器などを使用していなければ殆どの場合、屋外ならグリーンウォーター化のスピードが勝るので定期的に水換えするほうが手っ取り早いのかも知れません。

 主に屋内水槽での話になるとは思いますが人の手で強制的にグリーンウォーターを濾過したい場合は外部フィルターとUV殺菌灯を利用し水を循環させるという方法などもあります。逆にグリーンウォーターが透明になるのが嫌だ、困るという方は、上記のような原因でなにか思い浮かぶことはありませんか?ちょっと日当りの良い場所に容器の設置場所を動かしただけで上質なグリーンウォーターを維持できるようになるかもしれませんよ。



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10匹セット
成体


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6.グリーンウォーター(青水)を早くつくる為のポイント

早くグリーンウォーターにしたい!

グリーンウォーターを作る為に特に早く、効率的に作りたい時に気をつけておいたほうがいいことを書いてみます。まずは、グリーンウォーターを発生させるということは植物性プランクトンを繁殖させるということでもあります。 ということは、根から水中の養分を吸収して成長するようなホテイアオイやその他にも浮き草や水草をいれることはやめておいたほうがいいといえます。植物性プランクトンを発生させる為の養分をホテイアオイなどの浮き草や水草が 吸収して透明な水を保ってしまいます。これでは、なかなかグリーンウォーター化は進みません。濾過バクテリアの棲みつく赤玉土など低床もグリーンウォーターを作るという段階ではない方がよいかもしれませんね。

グリーンウォーターが入った容器が別にある場合は、新しくグリーンウォーター化したい飼育容器やバケツに、古いグリーンウォーターを種水として少量でも混ぜてあげれば、グリーンウォーター化が一気に加速します。 そういった意味でも当店で販売している生クロレラなどは簡単にグリーンウォーターを作れるということになりますね。



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7.実はグリーンウォーター(青水)にも種類がある?

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 実はグリーンウォーターにもいくつか種類があったというのを知っていますか?



・緑藻(りょくそう)類によるグリーンウォーター

緑藻類によって引き起こされるグリーンウォーターは、無機栄養が豊富な状態で発生します。このタイプのグリーンウォーターは、メダカや魚類にとって水質の悪くないバクテリアが機能しているもので、緑藻によって水中の無機栄養が吸収され、水が澄んで見える特徴があります。一般的にはこのタイプのグリーンウォーターが好まれます。



・珪藻(けいそう)類によるグリーンウォーター

珪藻類によって引き起こされるグリーンウォーターは、無機栄養が多い緑藻のグリーンウォーターと似た条件で発生します。水質が悪化した時にしばしば現れ、色は緑藻のグリーンウォーターよりも茶色っぽくなります。一度茶色っぽくなったグリーンウォーターは緑に戻りにくいため、水換えやリセットを検討する必要があります。



・藍藻(らんそう)(シアノバクテリア)類によるグリーンウォーター

藍藻類によって引き起こされるグリーンウォーターは、有機物が多い状態で発生します。沼や湖で見られ、水質悪化が進んでおり、悪臭を放ちます。メダカや他の魚類にも悪影響を及ぼします。完全に放置した水槽などで発生し、この状態は一般的に「アオコ」と呼ばれていることが多いです。



これらのグリーンウォーターの種類を理解することで、適切な水質管理を行い、メダカの健康を保つことができますね。



8.グリーンウォーターの販売?

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たまに、グリーンウォーターを販売しているショップなどを見かけることがあります。パッケージに詰められて販売されていたりしますが、 おそらくあれは、本当にただのグリーンウォーター(青水)です。超急ぎで事情があってグリーンウォーターの種水が欲しいという方は別ですが、 正直にいうとお金をだしてまで購入するようなものでもありません。(簡単に、すぐにできるから)

商品の宣伝になってしまいますが、どうせお金をだして購入するなら当店で販売している生クロレラのほうが 全然有益です。希釈して使うのですごい量のメダカに良いグリーンウォーターがたくさんできるうえ、一月ほどであれば、原液を保存しておくこともできます。

さすがに、当店も普通のグリーンウォーターは販売する気になれないですね・・・。



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9.グリーンウォーターが透明になる?

一般的にグリーンウォーターは、水中に植物プランクトンが大量に発生している状態を指しています。 この植物性プランクトンは日光に当たると増えますが、反対に日光がないとすぐに消えてしまいます。

したがって、グリーンウォーターが透明になる原因は、日光不足、養分不足(水換えのし過ぎ)、雨水混入、水温の急激な高温化、動物性プランクトン増加などが考えられます。 透明な水はメダカがよく見え、水槽の底まで視認できるため、死んでしまったメダカに早く気づける利点もありますが、メダカ飼育のしやすさ、稚魚の育成のためにはまたグリーンウォーターに戻したほうが良いのかもしれません。

メダカ愛好家の間でも水換えについては意見が分かれるところで、早急な水換えを推奨している人もいれば、他の水槽のグリーンウォーターを種水にすることで再びグリーンウォーターにできるとしています。 稚魚の水換えは慎重に行い、ストレスを最小限に抑えることが大切ですが、やはりメダカの育成という意味ではグリーンウォーターは捨てがたいですね。

また、日光を浴びる時間を調整することで水温の上昇を防ぐこともメダカ飼育にとっては重要なので、猛暑の間は水温が上がらない方が良いため、 グリーンウォーター化することを諦めることも一つの選択肢ですね。

  いかがでしたか?デメリットについて少し書きすぎた点もありますがもちろんメリットも満載ですので場合によって使い分ければいいと思います。あなただけの飼育環境を考えてみましょう(^^)/


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