水槽・ビオトープあなたはどちらのメダカ飼育が好きですか?
まずは水槽でメダカを飼育する場合の水槽の管理の仕方です。少しずつではありますが更新しています。 水槽の選び方についてはこちらをご覧ください▶もう迷わない!メダカ水槽の簡単な選び方!最適な水量の水槽を選ぼう
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1.水槽~メンテナンスを欠かさずに。
水槽で飼育する場合、エサを与えるだけでなく水槽のメンテナンスが必要になります。
例えば水草を植えている場合は、見栄えの問題もありますが伸びすぎた場合は水槽のスペースを圧迫したり、夜間に水草が呼吸をして酸素を消費したりといろいろな弊害が起きてきます。
伸びてきたらカットしてピンセットで取り除きましょう。
水草を選ぶ場合も成長速度が遅いアヌビアス・ナナなどの水草はトリミングの手間がかからなかったり、エビなどにも食害されにくい水草です。
カボンバや
アナカリスなどは簡単に成長してトリミングは大変ですが
メダカの産卵などに最適で、綺麗にレイアウトして保つことができれば安価でもとても美しい水景が作れます。
(当店の水草は、メダカに最適で育成の簡単な品種を揃えていますので是非ご覧ください。)
水草も伸びすぎると大変ですがそれ以上に大変なのはコケ対策です。目立つようなら手やスポンジをつかってとらなければなりません。
そこでタニシや
エビなどのコケをとってくれる生物も大変便利なので水槽に数匹いると賑やかにもなって大変便利です。
水草を食害したり、爆発的に繁殖する貝やエビなどもいますので良く考えて投入しましょう。
▲屋内水槽飼育の為、飼育者に慣れたメダカです。餌を指につけてあげると指をつついたりよってきたりします。なかなか屋外では難しいですね(^^ゞ
▲画面手前にはグッピーのヒレが見えています。屋外ではグッピーのほうが水温の変化に耐えられませんので屋内水槽ならではの混泳です。このように屋内水槽ならメダカは適応できる水質も広いので 熱帯魚との混泳も可能になり日本産の観賞用メダカを美しい熱帯魚や、海外の水草と共に楽しむことができます。
▲画面のレッドチェリーシュリンプも通常は屋外飼育に向かないので同時に飼育できる環境は屋内水槽のみとなります。
2.メダカと水量の目安、水槽の選び方は?。
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メダカの飼育密度があまりにも高いと水槽の汚れがはやくなり世話が大変になってきます。
水槽の水1リットル当たりの飼育数を1匹ぐらいを目安にしましょう。
ただ、エアレーションの有無や、開口部の広さなどによっても状況は変わってくると思いますので世話に慣れてきたらもう少しの増量は可能です。
水をいれる容器は開口部が広いほど空気とせっする面積が広く、水中へ酸素が取り入れられやすいので開口部の広い容器を選びましょう。
開口部の狭い容器だとエアレーションしてあげる必要もできてきたりします。
ただエアレーションは強い水流などができないよう注意しないと逆にメダカにストレスを与えてしまうということも考えられます。
メダカは群れを作るのである程度の数がそろっている場合のほうが落ち着くこともあるようです。
屋外の飼育などではより大量の飼育も余裕ができます。
具体的に屋内飼育として一般的な規格の水槽サイズでいうと60cm規格水槽はサイズが幅60センチ×奥行30センチ×高さ36センチ水量65Lとなるので
メダカを飼育できる数は65匹ということになります。90cm規格水槽だとサイズが幅90センチ×奥行45センチ×高さ45センチ水量182Lとなるので
単純に考えると182匹のメダカが飼育できます。もちろん上記で説明したようにこれは一般的に無理なく飼育できるように目安として考えられた数であり、
エアレーションをする、濾過器をつける、水換えの回数を増やす、水草を植えるなどといった条件でもっと飼育数を多くすることが出来ます。
要は、水槽が小さく水量が少ない、設備や機器が無い、水草も植えていないといった場合ほど、どんどん飼育難度が難しくなり、
大きな水量で少数のメダカを余裕を持って飼育するほうが、水質の面からいっても圧倒的に飼育が簡単になるということです。
こういった理由から、ちゃんとした知識がないうちにボトルアクアリウムなどの極小な飼育容器で
メダカ飼育を始めることは無謀な挑戦ともいえます。
初心者だから小さな飼育容器・水槽でメダカ飼育を始めればいいと思っている方には大きな落とし穴かもしれませんね。
したがって水槽選びをどうしていいかわからないような
状態の方は小さい水槽は単純に飼育難度が上がると思って避けておいたほうがいいでしょう。初心者は下記のような水槽セットを選ぶのもいいかもしれませんね。
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3.メダカと屋外水草・屋内水草
参考記事▼いろいろ
メダカを屋内で飼育する場合と屋外で飼育する場合ではもちろん水草の選び方も変わってきます。屋内飼育であればヒーターや照明、Co2の添加などで熱帯魚飼育のような水草水槽も楽しめます。 屋外飼育であれば睡蓮やマツモ・アナカリス・イチョウウキゴケなどの日本にも自生しているような水草や海外の水草でも日本での水質や水温など環境に耐え切れる必要があります。当店で 販売している水草類は屋外でも屋内でもメダカに適したものだけの販売にしています。メダカの水草に興味がある方はこちらからどうぞ▶水草の販売 屋外飼育であれば田んぼや川に自生している植物を採取してくるのも楽しいかもしれませんね(*^^*)マツバイ(ヘアーグラス)やアナカリスなどは意外と簡単に手に入ることがあるかもしれません。
4.メダカのケンカに注意。
メダカはおとなしいイメージですが水槽などで飼育していると意外とケンカをします。特に産卵シーズンとなるとオス同士が激しくケンカします。水槽などで飼育するときはなるべく水草、カボンバやアナカリスなどで茂みをおつくったり流木などを水槽に入れてメダカの逃げ込んだり隠れたりするスペースを作るとケンカを抑えることができます。また小さな個体などを後から追加するとき追い回されたりしていないかよく観察してください。
5.メダカ水槽の水流は弱めにしよう。
メダカは自然での生活環境を考えてもわかるように水の流れの強い場所には生息できません。 常に強い流れがある場所だとメダカは流れにさからって泳ぐ習性があるので体力を消耗して弱ってしまいます。 強い流れのできるフィルターなどを使用する場合は出水口を壁や流木に当てたりして水流を弱めましょう。 浮草(アマゾンフロッグピット等)や水草をいれることによってメダカの休憩場所になるところを作ってみてもよいでしょう。 水流の少ない環境のほうが体力の消耗が少なく長生きできると言われています。
▲こちらは屋外のメダカ飼育水槽で、エアレーションをしている例です。特に必要ない場合もありますが水を綺麗に保つ為、エアポンプ式の投げ込みフィルターを 入れているために、投入しています。ただし、水流はこのエアレーションのみで強い流れはつくっていません。
▲この写真では水をはっただけのバケツで飼育しています。 水はグリーンウォーターになりますがほとんどのお手入れが無用になり、 メダカも元気に育ってくれるのでお気軽に飼育できます。 ただし、屋外飼育ということもあり、ヤゴや鳥など、水温上昇などには要注意です。
6.ビオトープって?
ビオトープとは、ドイツ語で「生物が生息する環境」という意味である地域のなかで結びつきのある生物が形成する生態系のことを指すそうです。日本では人工的に池などを作り水辺の植物などを植えて自然の環境を再現したものをビオトープと呼んでいるようです。家の庭やベランダなど屋外に水鉢を用意して水草を植え、メダカを入れればビオトープができます。メダカが水鉢でしたフンが植物の栄養になり水草が酸素を発せさせ自然に発生した微生物が水の汚れを浄化しメダカのエサになるという生態系が出来上がります。うまく機能させることができればエサも水槽ほど必要ではなくなりますし、エアポンプや濾過フィルターも必要ありません。水生植物やメダカを存分に楽しめます。ただし、長生きさせる為には天敵となるヤゴや鳥、繁殖ささせるには十分な隠れ場所(水草の森など)が必要になってくるので長期の維持は難しい場合が多いです。
▲庭にため池を作って簡易的なビオトープを作るのもいいですね(^^